暁 〜小説投稿サイト〜
転生とらぶる
魔法先生ネギま!
0367話
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バッグや杖が持たれているが……麻帆良でも無いのに杖を持っていてよく目立たないな。あるいは認識阻害か何かを使ってるんだろうか。
 そんな風に思いつつも首を振る。

「いや、普通の飛行機で良かったと思ってな」
「普通?」
「ああ。あやかの希望としては俺やネギの絵を飛行機の表に描きたかったらしい」
「……そ、それはちょっと」

 さすがにネギもイタ飛行機は嫌だったのか、苦笑を浮かべている。その肩の上では人前という事もあり喋れないカモの姿もあった。

「さて、では皆さん。ここでこうしていてもしょうがありません。そろそろ出発しますわよ」

 手をパンパンと叩きながら皆の注目を集めてそう声を上げるあやか。この辺りのリーダーシップはさすがと言うべきだろう。
 3-Aの皆もあやかの声に従って飛行機の中へと乗り込み、20分程後には空港を飛び立つのだった。





 日本を飛び立ってから約1日程。飛行機での長旅も終え、ようやくイギリスへと到着していた。いや、さすがに雪広家の自家用機だけあって食事は美味いしサービスも行き届いているしで旅の苦労とかそういうのは全く無かったんだけどな。

「ネギ君、お疲れ様です」

 空港で俺達……と言うか、ネギに声を掛けて来たのは1人の女だった。金髪で顔立ちが整っており、どこかクールな雰囲気を漂わせている。

「マクギネスさん」
「あーーっ! あんたは!?」

 ネギの声と明石の声が同時に響く。
 ……イギリス出身のネギはともかく、明石とどういう知り合いなんだ?
 そう疑問に思ってマグギネスと呼ばれた女を観察していると、何故か唐突に脇腹に鋭い痛みが。
 横を見ると、円が眉を顰めて俺の脇腹を抓っていた。

「……円?」
「確かにあのマクギネスさんって人は美人だけど、私達がいる所で見惚れるってのはどうかな?」
「別にそういう訳じゃ……いや、確かに美人だが」
「アクセル君?」

 再び俺の脇腹に鋭い痛みが。

「ウフフ。円ったら」
「でもまぁ、確かに私達の前なのに他の女に目を奪われるとかは許せないわよねー。えいっ!」

 マクギネスとネギ、あやかがこれからのことを相談しているのを眺めていた千鶴や美砂だったが、俺と円の会話を聞いてこちらへと近寄ってくる。千鶴も美砂も笑みを浮かべているのだが、千鶴はニコニコ、美砂はニヤニヤと表現出来そうな笑みだった。
 そしてそのまま、まるでマクギネスに見せつけるかのように俺へと抱きついてくる美砂。そして当然マクギネスがこちらへと視線を向けているという事は、話していたネギ。そしてあやかも同じ事で……

「ちょっ、ちょっと美砂さん! 貴方何をしてますの!?」
「何って……ナニ?」
「ムキーッ! いつもいつも抜け駆けばかりして、許し
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