魔法先生ネギま!
0367話
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らしい。
「あら、桜子さんは知らなかったかしら。ネギ君やアクセル君のお友達で、今は私達の部屋に居候中の子よ」
「ついでに言えば夏美が気になってる相手だな」
「へー」
先程の仕返しとばかりに言ってやると、顔を赤くして夏美は首を振る。
「ないない。ないから。私は別にいいんちょの同類じゃないんだし」
「あらあら、まるでちょっと前までの円を見ているようね」
「ちょっ、ちづ姉!?」
そんな風に言い合っている千鶴や夏美、桜子を置き去りに引っ張られていくのだった。
こうして、海外旅行前日に買い物を済ませるというどこか行き当たりばったり的な旅行の準備は進められるのだった。
「皆さん、揃ってますわね。では付いて来て下さい」
そしていよいよ旅行当日。俺を含む3-Aの面々は成田空港……では無く、雪広家の私設空港へと集合していた。いや、集合と言っても麻帆良からここまで雪広財閥から出して貰ったバスで運んで貰ったんだが。
ちなみに、今更だが俺はこの世界の人間では無い。つまりは戸籍も何も無い訳だが……チラリと手元にあるパスポートへと目を向ける。
これをあやかがどうやって用意したのかは、取りあえず気にしない事にした方がよさそうだ。それに出発数日前にイギリス旅行が決定したのにクラス全員分のパスポートとかがどうなっているのかも微妙に……いや、ちょっと待て。確か修学旅行で近右衛門がネギを特使に任命した時に行き先をハワイに変更する云々とあったな。となると、もしかして麻帆良は入学時にパスポートの習得が義務づけられているのか?
まぁ、多少苦しいかもしれないが俺の精神安定上の為にそういう事にしておこう。
「ね、ね。いいんちょの家の自家用機なんだから、やっぱり外側にアクセル君やネギ君の絵が描かれていたりするのかな? イタ車ならぬイタ飛行機みたいな感じで」
俺の後ろを歩きながら明石がそう呟いてくるが……嫌だぞ、自分の顔が描かれている飛行機とかに乗るのは。
幸いと言うか、そんな俺の嫌な予想は当たらずに、到着した場所にあったのは極普通の飛行機だった。
「あー、残念」
明石が後ろで何かを言ってるが、無視だ無視。
「すいません、本来なら飛行機にアクセル君やネギ先生の絵を描く予定だったのですが私も色々と忙しくて、それに時間も無かったので……」
「あ、やっぱり。時間があったらイタ飛行機にするつもりだったんだ」
「……気にするな。俺は極普通の飛行機で全く問題が無い。と言うか、普通の飛行機が好きだ」
さすがに自分の顔が描かれている飛行機に乗るというのは遠慮したい。
「アクセル君、どうしたの?」
こちらの様子を見て不審に思ったのか、ネギが近づいて尋ねてくる。
その手にはキャリー
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