第五章 StrikerS編
第百三十七話 『記された破滅の予言』
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しようかね…?」
ランサーが私にそう言って不敵な笑みを浮かべる。
「そのような予言は百害あって一利なしです。シホ、必ず打ち砕きましょう」
「うむ。そうとなれば万全を喫するしかないな、奏者よ」
「ええ。だから必ずこの予言を阻止しましょう」
私がそう宣言する。オリヴィエ陛下やヴィヴィオを敵の手に渡すわけにはいかないからね。
ネロ達も気合を入れていた。
それで話は終了し、私達は六課へと帰ることになった。
◆◇―――――――――◇◆
Side 八神はやて
六課に帰ってきてロビーで、
「ほんならなのはちゃん、フェイトちゃん、シホちゃん。
これで今日はもう用はないからゆっくりしてな」
「うん」
「情報は充分揃ったし大丈夫だよ」
「ええ」
だけど言っておきたいことがある。
「あのな!
三人は私の命の恩人で大切な友達や。
六課がどんな展開と結末になるかはまだ、分からない…けどな!」
「その話だけど出向を決めるときにちゃんと聞いたよ」
「私もなのはもシホも納得してここにいる。大丈夫…」
「それに私とシホちゃん、フィアちゃんの教導隊入りとかフェイトちゃんの試験とかはやてや八神家のみんな、すごくフォローしてくれたじゃない?」
「だから、今度ははやての夢をフォローしないといけないって…」
「そうよ。はやては一人じゃないんだから…」
「あかんな。それじゃ恩返しとフォローの永久機関や」
それで四人して笑い合う。
「友達って、そういうものだと思うんだ…」
それで私は嬉しくなった。
途端、なのはちゃんとフェイトちゃんとシホちゃんは、背筋を正して敬礼してきて、
「八神部隊長、今のところ部隊長は何も間違っていないであります」
「だから大丈夫。いつものように堂々と命令してください。胸をはって、エヘッと…」
「そうです。それが、その元気こそが八神部隊長の取り柄なんですから」
「うん! ありがとう、三人とも!」
それで三人と別れて部隊長室へと入り、引き出しからアルバムを取り出して、グレアムおじさんの所へと目が移る。
「グレアムおじさん…」
私の命は、グレアムおじさんが育ててくれて、うちの子たちが守ってくれて、なのはちゃん達に救ってもらって、生きてるけどアインスが繋いでくれた命や。
私の命は、悲しんでいる誰かを救うそのために使うんや。
そう、決意する。
◆◇―――――――――◇◆
Side 八神士郎
…さて、どうしたものか。
なのは嬢が帰ってくるまでヴィヴィオの面倒を見ていたのはいいのだが…私も懐かれてしまった。
そしてまだ若いつもりではいるのだが…、
「シロウ“おじさん”、ありがとう!」
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