第五章 StrikerS編
第百三十七話 『記された破滅の予言』
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リシアは常時『お兄ちゃん』か『クロノお兄ちゃん』がデフォなんだけどね。
「…それは寄せ。もうお互いにいい歳なんだぞ?」
「兄弟関係に年齢は関係ないよ。
それに、アリシアにもいつもお兄ちゃんって呼ばれているでしょ? クロノ…」
「ほほ〜う? クロノ君は本当はお兄ちゃんって呼ばれたいんかな?」
「そうね。そこは確かめておいたほうがいいわ。今後のためにもね…」
いいタイミングではやてが話してくれたので私もそれに乗っかった。
またいいネタが降りてきそうだわ。
するとクロノはやっぱり慌てだして、
「そ、そんなわけ無いだろう!」
「またまたぁ〜?
私達の仲でもう分かっとるんよ?
クロノくんの性癖くらい。なぁ、シホちゃん…?」
「そうね。
まだ言われ慣れていないと偽るのは実は初心を装っているとも噂されているからね」
「君たち二人は…ますますエイミィに感化されて毒されていっているな…」
「そうか…?」
「そうかしら…?」
「そうだろう?」
三人でそう言い合わせるように返事の返しを繰り返す。
でもこの勢いは絶やさせない!
最近、エイミィさんと連絡を取って新たに得たネタを話題に出す。
「それに、たまに家に帰るとよく怒らせてはマグダラで縛り上げられているってエイミィさんに聞くんだけど、やっぱりクロノって緊縛が趣味なの…?」
「それは引くわ〜…」
はやてと一緒にクロノをいじる。
久しぶりなので楽しくて仕方がない。
「シホ!
それはそもそもマグダラの聖骸布をエイミィに与えてしまった君のせいだという自覚がないのか!?」
「自覚はあるけど後悔はしていないわ…!」
「自信を持って言い切られた!?」
それで笑いが部屋の中に起きる。
「さて…ゴホンッ!」
でも、いいタイミングでまたはやてが咳き込み、
「さて、それじゃ定番のおふざけも済んだ事だし本題といこうか。
昨日の動きに関してのまとめと、改めて機動六課設立の裏表について、それから今後の話や…」
「いい感じに誤魔化された気がするが…そうだな。
騎士カリム、暗幕をお願いします」
「ふふ…もう少しお話を聞きたいところでしたが。
そうですね、わかりました。クロノ提督」
それで暗幕が引かれて部屋が暗くなる。
「六課設立の表向きの理由はロストロギア・レリックの対策と独立性の高い少数部隊の実験例…。
知っての通り、六課の後見人は僕と騎士カリム、それから僕とフェイト、アリシアの母親で上官、リンディ・ハラオウンだ。
それに加えて非公式ではあるが、彼の三提督も設立を認め協力の約束もしてくれている」
「三提督が!?」
「初めて聞いたよ!?」
三提督に関して知らなかったなのはとフェイトは驚きの声を上げる。
「その理
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