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IS【インフィニット・ストラトス】《運命が変わった日》
【第135話】
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ればそれだけ情報が多くなる――。
「無理だな。この機体は現在も音速飛行を続けている。最高速度はマッハ2.45を越えるとある」
「……近くのアメリカ軍の早期警戒機のレーダーに探知されないのですか?映像とか」
「それも無理だ。航空機みたいに大きな代物なら偵察機でも探知可能だが、ISは小型だからな」
「……成る程――だからといって戦闘機じゃ、偵察は出来ないですからね…攻撃は出来ても」
そう呟くと、俺は再度3Dモデリングされた【銀の福音】に触れ、くるくると回し始める。
「織斑先生、作戦はあるのですか?」
「ああ、作戦は【ワンアプローチ・ワンダウン】だ。つまり、一撃必殺にかける」
「成る程……それだと時間はかからないですね。――つまり、その攻撃力を持った機体となると俺、または一夏が要って事だな、これが」
「え……?」
それまでただ黙って見ていた一夏は、ただ一言を口にし、表情が驚いていた。
「そうね。ヒルトの単一仕様【天叢雲剣】によるバリア無効化攻撃と天狼。後は一夏の【零落白夜】で落とすしかないわね」
「それしかありませんわね。ただ、問題は――」
「どうやってヒルトと一夏をそこまで運ぶか、だね。エネルギーは全部攻撃に使わないと難しいだろうから、移動をどうするか」
「しかも、目標に追い付ける速度が出せるISでなければいけないな。超高感度ハイパーセンサーも必要だろう」
「お兄ちゃんの機体なら単体でも追い付くよ?それに、お母さんが持ってきてる中でIS【規格外装備】もあるから、それを使えば他にもその空域に行って援護も可能なはず。そうでしょ、お母さん?」
そう小型端末を見ながら母さんの方へと振り向く美冬。
小型端末には、今回のテストに使われる筈の新装備等の名称がずらりと表示されていた。
「そうねぇ。――予備の【フライヤーユニット】を使用すれば、今美冬ちゃんが言ったように他の機体も援護が出来るし、ヒルトや織斑君が使えばエネルギーを使わずに接近が可能よ」
「じゃあ、専用機がない私や美冬ちゃんもヒルトの援護が可能って事ですか?」
そう言った未来に対して、織斑先生が――。
「残念だが飯山、打鉄もリヴァイヴも予備機はない。――だが、お前たち二人にも用意されているだろ、専用機が」
「……私も美冬ちゃんも、まだ代表候補生になったばかりです。そんな私達が専用機を受領するのはまだ時期尚早だと思いますので…」
そう告げる未来の言葉に、篠ノ之は苦虫を潰した様な表情になる。
薄暗くて、そんな篠ノ之の様子に気づいたのが俺一人だった――。
「うん……。セシリアやシャル達は皆そんな事無いって言ってくれるけど…一
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