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DQ4 導かれちゃった者達…(リュカ伝その3)
第5章:導かれし者達…トラブルを抱える
第63話:夜の宿屋は大劇場
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倒臭……いや、良くない事だしね。

「はい! オ、オイラ頑張ります!! 頑張って子作りします!」
「え!?」
あれぇ……言い方が拙かったかなぁ?

何か狐君は勘違いしちゃってる気がする。
リューラに切り殺されなければ良いけど……嬉しそうに自室へ去る狐君を見て、冥福を祈る気持ちになってしまいました。
明日になったら人数が減ってたりして……『サランの宿屋殺人事件! 〜恋心が巻き起こした勘違いの悲劇……』なんってタイトル付けたりして(笑)

本当は狐君を止めるべきなんだろうけど、ウルフとリューノが真剣な面持ちで頷き合うのを見て、気持ちはそちらに向いてしまいました。
きっと既にマリーには、部屋で待ってろと伝えてあるんだろう。
あの()の姿が見当たらないし……

「おいウルフ……これからか?」
「あ、リュカさん……は、はい。修羅場になると思いますが、これから俺達の事を……俺達三人の事を話し合ってきます!」
リューノの手を握り、力強い口調で話すウルフ。

「じゃぁコレを持って行け」
「こ、これは!?」
俺はウルフに、キングレオで手に入れた『静寂の玉』を手渡した。

「あの馬鹿がコレを懐にしまおうとしてたから、ブッ飛ばして取り上げたんだ(笑) アイツが持ってても、碌な事には使わないだろうから、ブッ飛ばして取り上げたんだ(大笑)」
「た、助かります! マホカンタじゃ俺しか無事でいられないし、マホトーンを使ったらマリーに怪しまれちゃいますからね……会話をする直前にマホトーンなんて非常識ですから」

うん。予想以上に感謝されたよ。
良かった……あの馬鹿(キングレオ)から巻き上げておいて良かった!
静寂の玉を握り締め、客室へ去って行くウルフとリューノ……
リューノは去り際に『お父さんありがとう』と声を出さずに礼を言って去って行った……凄く嬉しかったよ。




さて……
俺も自室へと戻り、これからの事を考える。
これからと言っても、この夜の事だけだけどね(笑)
もっと詳しく言うと、今晩のお相手を誰にするか……サランに居るのだし、久しぶりにシスター・パメラの所に行こうか、マーニャ・ミネアが訪れるのを待とうかを考えてるんだけどね!

(コンコン)
次の行動を確定する前に、誰かが俺の部屋へ訪れた。
きっとシスター・パメラかマーニャ・ミネアだろう。

「はいは〜い、鍵はかかってませんよ〜」
当初から荷物を置いたらシスター・パメラかマーニャ・ミネアのとこに出かける予定だったので、施錠などしてない。

(ガチャリ)「あの……リュカさん、こんばんは」
そして入ってきたのはシスター・パメラだった。
相変わらず魅力的な身体を引っ提げ、待ちきれず自ら尋ねてきてくれた。

「こんばんはシスター
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