第5章:導かれし者達…トラブルを抱える
第63話:夜の宿屋は大劇場
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(サラン)
リュカSIDE
朝一から忙しかった本日も、このサランの宿屋で終息を迎えそうだ。
俺個人はそれほど疲れてはないのだけど、他の皆は心身ともに疲れてるらしく、優しい俺は代表して宿の確保を行っている。俺って良い奴だよね。
本当はリーダーのシンがやらなきゃならないのだろうけど、新規参入のライアンが熱心に自己紹介などしてる為、余裕をなくしている。アイツ暑苦しいね(笑)
まぁ宿を取るくらいは誰がやっても良いんだけどね……
そう言えばライアンは父になんとなく似ている気がする……なんとなくね!
多分髭だろう。あと、あの真面目一直線なとこかな?
からかうと面白そうなんだよなぁ……
「あ、そうだホイミン」
「な、何ですかリュカさん……」
尋ねる事があったのでホイミンに近付き話しかけるが、一定以上近付くと身構え胸を隠し距離を取り警戒される。美女に警戒されるのは傷付く……
「何だよその態度?」
「だって……リュカさん……ここを触るから……」
そう言って自身の大きな胸を指差すホイミン。
「ライアンの女だって判ったから、もう揉まないよ。それよりお前とライアンは一部屋で良いんだろ? どうせ一つの部屋でイチャ付くんだろ? だったら二部屋必要無いよね!」
「イチャ……何ですかそれは?」
あぁそうか……昨日までホイミスライムだったのだから、流石のライアンもイチャ付いてた訳じゃないんだね。ホイミスライム相手にオッ立ててたらヤバイもんね(笑)
「つまり、同じベッドで眠り胸をモミモミしてもらうって事だよ」
「あぁ! それだったら何時も一緒のベッドで寝てましたから、一部屋だけで大丈夫ですぅ!」
きっとライアンはペットと一緒に寝てる感覚なんだろうなぁ……
ホイミンはそれについて解っておらず、現状で一緒に寝る事の意味を考えてもないんだろうなぁ……
「ところでリュカさん……質問なんですが、人間ってこの布を何時外すんですか? それともずっと身に付けて生活するんですか?」
「布? ……あぁ服か! そうだね、入浴時は脱ぐよね。あと人にもよるけど、寝る時は脱ぐ人も居るよ……僕はそうだからね!」
「なるほど……じゃぁボクも寝る時は外します」
「それが良い……アイツきっと童貞だから、ホイミンは服を着ないで寝た方が良いよ(笑) きっと素敵な夜になると思うね!」
面白そー! どんな結末がくるのか明日の朝が楽しみだね(笑)
きっと何だかよく解ってないホイミンは、ウキウキした感じで割り当てられた部屋へと去って行った。
部屋割りと言えば、ブライに内緒でアリーナとクリフトの部屋も相部屋にしておいたんだゼ! 俺って気が利くぅ!
奴が自分の部屋に去った隙に、急遽宿屋に部屋数変更をお願い
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