第4話・相棒・レオン!!
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プルとかはないので、勘に頼ることになる。
「ガウッ!ガウッ!」
地面につけていた鼻をあげて北東の方向に顔を向ける・・・
「・・・・・」
「ガウッ!」
「いや、わかんないから!獣化を説いて話してくれ」
「仕方ないな・・・マスター・・・これくらいわかってよ!」
「わからないから!俺は人だぞ!」
レオンは獣から、オレンジ色のハッピーにライオンのたてがみをつけたような姿になり話しかける。
「・・・で?どの方角から獣臭を感じるの?」
「北東かな?」
「北東か・・・よし!行くぞ!」
俺はとにかく右斜め前へと進んでいく。
「そっちは東南・・・北東はこっちよ」
「なっ!?・・・い、いや・・・暗くてよくわからなくて・・・」
「「嘘っぽい・・・」」
「信じろよ!!」『信じろよー!『信じろよー!』
ここは洞窟のために、俺の声は響いていく。
「すごい響いたね・・・」
「ああ・・・」
〜洞窟の外〜
『信じろよー!』
洞窟の外へと俺の叫びは広がっていた。
「な、なんじゃこの叫びは!?」
「きっと猛獣の断末魔よ」
「いや・・・人の叫びでしょ!!」
『信じろよー!』
まだまだ声は続くのだった
そのために、この町の人々は、何かしらのたたりだと思ったらしい。
これが後に受け継がれることになる・・・
【ナノバナ7不思議】の1つ・・・
【妖精の唸り】と呼ばれた瞬間だった。
「ヒナノ・・・暗い!灯りつけろよ!」
「ハァ〜あんたの魔法で炎をともせばいいじゃない・・・」
「何いってんだ!俺の魔法は、纏うだけでも魔力を使うし、維持するとなるとさらに使うんだぞ!」
俺の魔法で炎を拳に纏っておけば、その光で明るくなるんだろうが、それを続ければ一気に魔力切れとなるだろう・・・
「わかったわ・・・私が何か出すから・・・え〜と、灯りだから・・・」
そういうと、深呼吸をしてなにやら呟きだした・・・
「天は光・・・地は闇・・・真なる理に基づき力を与える!光闇道架」
ピカッ!!
地面は真っ黒に・・・天井は光に包まれて、たちまち前が見えるようになった。
だが、どれだけ光が差しても、俺が踏んでいる地面は黒と言うしかなかった。
「これでいい?」
「おう!サンキュー!ヒナノ!」
「どういたしまして・・・」
「マスター!こっち!」
「へ!?あ!」
俺はいつの間にかヒナノ、レオンとは逆に進んでいた。
「ちょっと呆けてた!」
((嘘だっ!!))
その通り・・・今のは嘘だ・・・
レイドは、超がつくほどの方
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