第2章
戦闘校舎のフェニックス
第38話 悪魔式スポーツ
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「イッセー兄ぃッ!!しっかりしてッ!!」
「イッセー君ッ!!」
鶇も痛みは知らないが痛いのを知っているのか普段ののんびりとした口調じゃなくなってる上に普段は閉じられている目が開いていた。
二人の呼び掛けにイッセーは…。
「…お…終わった…何もかも…」
マズイなダメージが深刻そうだな。
そこにアーシアが…。
「聖母の微笑(トワイライト・ヒーリング)で治療を行いますので、ケガしたところを見せてください!!」
「いやぁ、それは無理!!」
「でも、患部を見ないとちゃんとした治療が…」
「わあッ!!患部ッつうか陰部はちょっといろいろとマズイから!!お願い、マジで許して!!」
「仕方ありません…では、服の上から…」
そして、イッセーの股間に聖母の微笑(トワイライト・ヒーリング)の光を当てるアーシアと言うなんと言うか…。
「…何とも言えない場面」
「…俺もそう思う」
「…俺も」
ちなみに千秋はイッセーの陰部を見るかもしれないっと思ったのか顔が真っ赤になっていた。
(とりあえず、イッセーは大丈夫だろう。問題は…)
俺はとある人物を見る。
(…マズイなこりゃ)
早めに決着を着けねえと。
「みんな、イッセーの弔い合戦よ!!」
「ええ、イッセー君の死を…」
「無駄には出来ませんね!!」
「…もちろんです!!」
「オイみんな、イッセーは死んでないぞ」
俺のツッコミは誰の耳にも入ってなかった。
とりあえず、試合が再開した。
「来いッ!!」
「匙、息巻いてるところ悪いが逃げろ、死ぬぞ」
「はッ?」
何せ今ボールはアイツの手の内にあるのだから。
「……………」
そう、今最も危険な存在、風間鶇の手の内にあるのである。
「な、何ッ!?この鶇から感じる威圧感は!?」
部長も鶇の威圧感に押されていた。
そして、鶇が振りかぶった。
「逃げろッ!!」
俺の言葉と同時にボールは投げられた。
会長と匙は辛うじて避けた。
そして、ボールは…。
ドゴォォォォォッォォォッ。
体育館の壁を粉砕していた。
『ッッッッッ!!!!!!!!』
俺、鶇、燕を除く全員が唖然としていた。
「…お前ら…」
『ッ!?』
会長と匙が同時に肩をビクついた。
冷や汗もだらだらと流している。
「…よくも…よくもイッセー君をぉぉぉぉぉッぉぉぉッ!!!!!!!!」
鶇の咆哮が体育館全体に響き渡った。
「あ、明日夏ッ!!これは一体…」
「部長…鶇が昔、狂暴女と呼ばれていた事を話しましたよね」
「え、ええ」
「今の状態の鶇が狂暴女と呼ばれていた鶇です」
「………」
俺の言葉に部長が無言になった。
「オ、オイ、な、何とかしろよあれ!!」
俺は匙にただ一言こう言った。
「…匙…生きろ…それが戦いだ…」
「いや、意味わかんねえよッ
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