第2章
戦闘校舎のフェニックス
第38話 悪魔式スポーツ
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たせしました」
どうやら、相手チームも到着したようだ。
今、オカ研と生徒会のドッジボール対決の火蓋が切って落とされるのであった。
「はッ!!」
「ッ!?」
「アウトッ!!」
生徒会の攻撃で塔城が外野行きになった。
しかも、再び相手ボールだった。
「フッ!!」
副会長が不適に笑んだ。
「追憶の嘆きッ!!」
副会長の魔力を帯びたボールが来るが部長が見事にキャッチした。
「流石ですね。椿姫の球を正面から…」
「私を誰だと思っているのかしら!!」
今度は部長の魔力を帯びたボールが生徒会に向かう。
相手は止めようとしたが歯が立たず、吹き飛ばされた。
何故か体操着まで吹き飛んだが。
裸なった相手をガン見していたイッセーが隙をつかれボールが投げ付けられるが、副部長が見事にフォローした。
そこからはもうスポコン系ではなくファンタジー系の戦いになっていた。
魔力を帯びたボールが体育館の中を縦横無尽に駆け回っていた。
「ドッジボールって怖いスポーツなんですね!!」
いやアーシア、これは本来のドッジボールじゃねえからな。
「最早何の試合なんだか分かんなくなってきた!!」
俺もそう思うよイッセー。
「追憶の嘆きッ!!」
っと、副会長が俺に必殺球を投げてきた。
ならこっちも容赦しねえ。
「白虎双掌打ッ!!」
両手による掌で迎え撃つが徐々に押されていく。
(止める必要はねえさ)
要は…。
「独歩頂膝ッ!!」
ボールを膝蹴りで上に飛ばす。
ボールは天井に届く前に失速し、やがて重力に従って落ち、最終的に俺の手中に収まった。
俺の止め方に周りは唖然としていた。
「まさか、椿姫の球をそんな止め方をするなんて」
「最終的にノーバウンドで手中に収めれば言い訳ですから」
さて、今度はこちらの番ですよ。
俺はボールを上に放り、構える。
「猛虎!!硬爬山ッ!!」
俺はボールを打ち出す。
ボールは会長の方に向かい、会長は受け止めようとするが、ボールは途中で左に曲がり、隣に居た副会長に当たった。
「テニス対決で会長がやったヤツを参考にしました」
「やりますね。ですがこれからです!!」
「会長、まずは兵藤を潰しましょう」
会長はターゲットをイッセーに定めた。
「シトリー流バックスピンシュゥゥゥゥゥトッ!!!!!!」
「何ぃッ!?」
「イッセー、避けて!!」
イッセーは逃げ回るがボールに追尾機能が付いたが如くイッセーを追い回す。
(追尾ってありかよ!!)
そして…。
ガンッ。
当たった。
「ッッッ!?」
男にとって一番狙われたくない場所に。
つまり股間である。
「イッセー兄ぃぃぃッ!!!!」
痛みは知らないが痛いのは知っているのか千秋が審判職を放り出して、凄い形相でイッセーの元に駆け付けてきた。
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