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ハイスクールD×D 新訳 更新停止
第2章
戦闘校舎のフェニックス
第38話 悪魔式スポーツ
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しかも同学年何て」
俺達の紹介の後、イッセーが匙に興味を持っていた。
同じ駒と学年で親近感が沸いたのだろう。
「ふうぅ、俺としては変態三人組の一人であるお前と同じなんて、酷くプライドが傷付くんだけどな」
一方の匙はこんな調子である。
「なッ!?何だとテメエ!!」
イッセーも今の言い分にムカついたようだ。
「応ッ!!やるかぁ!!俺は悪魔になったばかりだが、こう見えても駒四つ消費の兵士(ポーン)だぜ!!」
(ほう、四つ消費か)
「サジ、お止めなさい。それにそこの彼は駒を八つ消費しているのよ」
「八つって、全部じゃないですか!!信じられない、こんな冴えない奴が…」
「うっせぇッ!!」
「ごめんなさいね。兵藤君、アルジェントさん、よろしければ新人悪魔同士仲良くしてあげてください。士騎君、妹さんが居るからややこしくなりそうね、名前で呼んでも構わないかしら?」
「構いません。三人とも良いな?」
俺が聞くと三人とも頷いた。
やれやれ、今までの匙のイッセーに対する言動でかなりイライラしているな。
(頼むから、穏便にしてくれよ)
「そちらも仲良くしてあげてくださいね。サジ」
「あ、は、はい。よろしく…」
匙が手を出すとアーシアが両手で握手した。
「よろしくお願いします」
「こちらこそ!!君みたいな可愛い子なら大歓迎だよ!!」
態度の急変が早いなオイ。
イッセーがすかさず匙の手を取ると思いっきり力をいれていた。
「ハッハハハッ!!匙君、俺の事もよろしくね!!つうかアーシアに手を出したらマジ殺すからね匙君!!」
お前は妹を嫁に出したくないシスコン兄貴か!!
何てツッコンでいると、匙も握り返していた。
「ハーハッハ!!金髪美少女を独り占め気取りか!!あまつさえ三人の美少女幼馴染みまで独占とは流石エロエロで鬼畜君だね!!」
何かコイツら、似た者同士かもな。
「大変ね」
「そちらも」
部長と会長が嘆息していた。
「俺は転生して早々に使い魔を持つを許されたんだ。お前はまだチラシ配りをしてるそうじゃないか」
「バカにすんな!!俺も部長から使い魔を持つようにとさっき言われたんだよ!!」
「え、貴女のところも?」
「ええ、来週にはと思っていたのだけど」
「でも、彼は月に一回しか請け負ってくれませんし」
(彼?誰かに頼むのか?)
「ならここは、公平に実力勝負と言うのはどう?」
「勝負?」
「勝った方が彼に依頼する権利を得る」
これは波乱の予感だな。
「もしかして、レーティングゲーム」
「ふふ、まさか、まず許可してもらえっこないわ」
「そうですね。それに今の貴女は大事な体ですもの」
「…関係ないわ」
部長の言葉に怒気が含まれていた。
(この間の事と言い、もしかして部長…)
俺はある可能性に気付いた。

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