第2話・マスターくる!
[2/2]
[8]前話 [9]前 最初 [1]後書き [2]次話
「え、ええ・・・それにしてもいつにもまして騒がしいわね・・・」
落ち着いた表情で話すヒナノ・・・
「いや、いつも通りだ!」
「そうね!」
俺が言ったことに対してミラが頷く・・・
その様子を見ていたルーシィが「まともそうな人きた〜!」とかいってんな・・・
俺もまともだろ?
「静まらんかこのバカタレ!!!」
「でかーーーーーっ!!!」
マスターに負けないくらいにうるせーな・・・ルーシィ・・・ あ!ビビってる。
「ん?新入りか?」
「は・・・はい・・・」
ビビリすぎだ!!誤って漏らしたりすんなよ・・・
シュルルルルル
みるみるもとのサイズに戻っていくマスター。
「ええーっ!!」
小さくなっただけで驚きすぎだ!
「よろしくネ」
ルーシィに挨拶をすると、「とう!!」の一声で飛び上がった。
無駄にかっこいいんだよな・・・じっちゃんは・・・
「ま〜たやってくれたのう貴様等」
抗議の内容が書いてある紙を取り出し一人ずつ指摘していく。
「グレイ。密輸組織を検挙したのはいいが・・・その後裸で徘徊。その後下着を盗む!」
「だって裸じゃまずいだろ」
「なら、脱ぐなよ!」
「エルフマンは護衛中に要人に暴行!」
「男は学歴だとか言うから・・・」
「どちらに対しても一理ある!」
「カナ、経費と偽り大樽十五個のさけをガブ飲みし請求先が評議会になっておる!」
「ばれたか・・・」
「逆に聞く・・・ばれないと思ってたか?」
「ロキ評議委員であるレイジ老師の孫娘に手を出す!タレント事務所から損害賠償の請求が来ておる!」
「そしてナツ・・・もう面倒じゃ!この本に書いてあること全部!」
「略すなよ!じいさん!!」
ほぼ全員が怒られて気まずそうにしている・・・
「まったく貴様ら……ワシは評議会に怒られてばっかりじゃぞ〜〜」
あ、ルーシィまたビビってる。
「じゃが評議会なんぞくそくらえじゃ!
よいか・・・ 理を超える力は理の中から生まれる。
魔法は奇跡の力ではない。
己の内に流れる気の流れと自然に流れる気の波長があわさり、初めて具現化される。
魔法とは、つまり己の魂すべてを注ぎ込むことじゃ!
評議会のバカどもを気にするな。
天の目ん玉気にしていては魔道はすすめんからの・・・」
じーさんはニッと笑い
「自分の信じた道を進めェい!!!!それが妖精の尻尾の魔導士じゃ!!!!」
『うおぉぉぉぉ!!!』
こうして、この日1日は盛り上がった・・・
[8]前話 [9]前 最初 [1]後書き [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ