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ロザリオとバンパイア〜Another story〜
第23話 陽海学園へようこそ
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転手に聞いていた。

「……なぜそう思うのかな?」

また、意味真に“ヒヒヒっ……”と笑いながら 話した。


(結構癖になるなこの感じ。)


ジャックは、その受け答えに苦笑しながら答えた。

『……いや あの異次元に繋がってるトンネルが不自然なタイミングで現れたんだ。その上学園行きのバスまで狙ったかのようなタイミングで来た。なら……そう思うのが自然だと思うが?』

そう、彼が言うように普通はそう思うだろう。

偶然が重なる……と言う事はあるだろうけれど、こんな特殊な偶然が重なるのは考えにくい事だ。

そして、いやにタイミングも良い事も拍車をかけていた。



「……君は鋭いね〜。 そう、察しの通り。 私は理事長に言われて君を探していたのさ。この辺りにいるってことはわかってたからね。」

この言葉は嘘偽りは無いのはすぐにジャックは理解した。

だが、わからない事はある。

(……?何故ここだと分かったんだろ?)

そう、この場所にいると言う事が何故解ったのか?その事だ。

「学園の不良たちの間で うわさになってるよ。君は。 人間を襲おうとしたら いつの間にか背後にたって叩きのめされるって話、 赤みが掛かった茶髪に長身・真紅の瞳をした妖だってね。君じゃあないのかな?」

疑問を浮かべている事に察しがついたのか、答えてくれた。


(そういえば 何かと最近そういう場面(シーン)に遭遇するからうわさになったのか… 多分しらばっくれても意味無いな)


ジャックはそう考えながら、苦笑いをする。

『……あらら、噂になるほど活発に行った覚えないんだけどな。まあ、 ばれてるなら否定はしないよ。 ……でも、全部が俺かどうかわかんないけど、最近そういうことしてんのは、俺だからな』

ジャックは 隠しても意味ないし、何より悪いことじゃないから普通に答えた。

「ヒヒヒ 人間に手を気軽に出す奴は 血の気が多い若い妖しかその土地でグループを作って組織的に襲ってる奴らが多いからね。だから 噂が広がったんだと思うよ〜。」

(なるほど、ワルのネットワークって結構凄いって事か)

ジャックはその説明を受けて 大体理解していた。



そして更に数分がたち……。





「さあ着いたぞ。ここが陽海学園だ」


その声と同時に、トンネル内から抜けた。

その外に広がる空間は、この世のものとは思えない……。



“ひゅうううドロドロドロ〜”





……って効果音を付けたくなるような雰囲気だった。 苦笑



空の色は、赤紫っぽくて 雷がゴロゴロしてて 怪しい雰囲気……



『……流石は妖怪ならぬ陽海
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