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ロザリオとバンパイア〜Another story〜
第23話 陽海学園へようこそ
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を凝視をしていると1台のバスが直ぐ横にに止まった。



「……ヒヒヒッ。」



そのバスのドアが開いた運転席には、意味深な笑いをする運転手が乗っていた。

(……ああ、 この人?か。確か… ああ思い出した学園の謎の運転手だ 御子神の古い友人の)

ジャックは頭で考えていると、

「……そこの兄さんどうだい?乗っていかないかい?」

そう、乗車を進められた。

『……ん? 乗っていいのか? 俺は全くの無一文なんだが?』

ジャックは軽く手を上げながらそう言う。

「……ヒヒヒっ。 いいさ、いいさ……。 問題ないさぁ。……それは理事長にツケとくよ。それに君は陽海学院に興味があるのだろう?」

葉巻を吹かしながら…運転手はそう言う。

『…ん?そんな事言ったか?俺は。』

とりあえず、知らん振りをする……。

そもそも、彼の事は知っていても実際は会ったのは今日が初めてなのだ。

後は……その場のノリ!と言うのもあるだろう。 苦笑

「……隠さなくてもいいじゃないか、ワシは待っていたよぉ……。ジャック殿を……。」

その見えない帽子の中に隠れた素顔が笑っているのがよく解る。

(……やっぱりバレてるかだよな、気づかないふりしても意味無いな、もう。)

ジャックはそう判断すると両の手を上げる。

『……ははは やっぱバレてたか、それで …陽海学園、理事長は。 ……御子神は元気にしているかい?』

ジャックは、 気づかないふりを止め 運転手に聞いていた。

ここに来た一番の理由がそれだからだ。


「ああ……、 元気すぎて困るくらいに……ね。 まぁ あの学園を切り盛りする為には そうでなけりゃ勤まらんがね。」

意味深な笑みを浮かべ話していた。

『そうか… 元気ならいいんだ。そろそろ あっておこうと思ってたとこだよ。無料で乗せてくれるんなら 好都合だ。≪陽海学園≫までよろしく頼むよ。』

元々彼は無一文。

多少の金銭は必要……とは解っているんだが。

たいして今までそっちの方向へは行動してこなかった。

(……日雇いのバイトくらいしたほうがいいかなぁ?)

と、ジャックは割と真剣に考えていた。



「ああ 任せてくれ。」


ジャックがバスに乗り込んだと同時に。

バスのドアが閉まり 静かに走り出した。















【車内】




そしてバスはトンネル内に入る。

バスの室内の光のみ。外は暗黒で包まれた。



……そして暫くして、



『そういえば 御子神は俺が帰ってきてるの知っていたのか?』


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