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流星のロックマン STARDUST BEGINS
星屑の覚醒
4 絶望の理由
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カメラがあったはず...そこにきっと、僕達が連中に襲われる姿が映ってるはずです!!」
「...分かった、ありがとう。お大事に」

教師はそれだけ言って病室を後にした。
だがその表情は何処かスッキリしていた。
不快感を覚える彩斗だが、引き止める隙など無かった。
そしてハートレスとメリーだけになる。

「災難だったわね?いきなり質問するけど、銃を向けられたのは本当?」
「ああ。確かだ...黒い自動拳銃。撃たれはしなかったけど、間違いない。あいつらは銃で僕を脅した」
「口径は?」
「そんなの分かるわけ無いだろ!!」

次から次へと出される質問に彩斗は大声で反論した。
銃の素人の子供に聞く質問ではない。

「ゴメン...でも大きさは10センチちょっと...多分13センチくらいだったと思う...」
「『ベレッタM92』ね。だとすれば...」
「どうかしたんですか?」

メリーは話に割って入った。
ハートレスは彩斗の被害というよりも、他のことを恐れているように見えた。
それはハートレスにしては珍しいことだ。

「この街にPMC(民間軍事企業)のValkyrie(ワルキューレ)という組織が入っているという情報が入った。それに最近、射殺事件が増えている。恐らくはValkyrieから銃を買った街の住人の仕業ね。それも大半はあなたを襲った中学生や高校生程度の連中でしょう」
「!?民間の軍事企業が子供に武器を売り渡すっていうのかい?」
「そんなことありえません!!そんなことをしていたら、すぐに足がつきます!!」
「やりかねないわ。Valkyrieは自分たちの武器を売るためなら何でもする。たとえ平和な国であっても人々が武器を買い求めるように戦争を起こし、ニーズを作る。それによって財政破綻やテロ国家と成り果てた国まであるくらいよ?」

彩斗は絶句した。
連中は自宅で謹慎処分だったはずなのに、外で再び暴れまわるようになったのは、武器を手にしたからだということは分かった。
今でさえ連中には激しい怒りが込み上げ、メリーがいなければ狂い、カーテンを引きちぎり、ガラス窓を割るところだ。
だがそのウラにウラ組織が絡み、一体誰を憎めばいいのかが分からない。
既に体中から力が抜けていた。
その様子を知ってか知らずかハートレスは立ち上がり、病室を出て行こうとする。
だが彩斗は引き止めた。

「あなたの傷は比較的軽い。3日もあれば退院できるそうよ。着替えも置いておく。でも...変な気は起こさないことね?」
「待って。ミヤは何処にいる?」
「集中治療室よ。でも見ない方がいい。きっとあなたは後悔する」

そう告げてハートレスは部屋を出て行った。
だが彩斗は構わなかった。
ミヤの元へ向かうべく、点滴を無理やり外し、ベッドから
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