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魔法少女リリカルなのはStrikerS〜青年と機動六課物語〜
第19話『それは不思議な出逢いなの? 2』
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制御する魔法の杖の姿と君の身を守る強い衣服の姿を!」

なのは「そ、そんな…そんなこと急に言われても…えと、え〜と…」


 私は目を閉じて想像する。すると、ふと頭の中に杖の姿と服が思い浮かんだ。


なのは「とりあえず、これで!」


 そう決めると、私の身体を光が包む。そして、身体を包んでいた光が消えると私の服は想像した服にいつの間にか替わっていた。


フェレット「成功だ!」

なのは「ふぇ!?え!?嘘!なんなの、これ!?」


 驚いている私は怪物の存在をすっかり忘れていた。声に気づき振り返った時にはすでに私に向かって飛びかかってきていた。私は思わず目を閉じてしまった。
 ガキン!と鈍い音が響く。その音に私は恐る恐る目を開けると―――


男の人「大丈夫ですか?」


 知らない男の人が私みたいな服?を着て、剣で怪物を受け止めていた。


なのは「は、はい」


 尋ねられたので慌てて答える。


なのは「あの、あなたは…?」

男の人「自己紹介は後だ!とりあえず、こいつを倒さない―――と!!」


 剣でなぎ払い、怪物を後ろに吹き飛ばす。怪物は壁に激突し弾け飛んで辺りに散らばる。


男の人「とりあえず、一旦引くぞっ」

なのは「は、はい!」









 sideカズマ・キサラギ









カズマ「なるほど、あいつを倒すにはその『ジュエルシード』を封印するしかないのか」

フェレット「はい。あなたも魔導士なら封印は出来るのでは無いのでしょうか…」


 おそらくなのはさんであろう少女の腕に抱かれ人語を話すフェレットが尋ねてくる。


カズマ「生憎、封印作業は出来ないんだ」

フェレット「そうなんですか…」

カズマ「そう落ち込まないでくれ俺には出来なくても彼女が居るだろ?」


 そう言っておれは、フェレットから視線を少女の顔に向けた。


なのは?「え?わ、私ですか!?」


 あなた以外にいないと思われますが。


なのは?「でも私、どうすればいいか…」

フェレット「心を澄ませて、心の中であなたの呪文が浮かぶはずです」

なのは?「で、でも…」

カズマ「大丈夫。俺がしっかり守るから、ゆっくり落ち着いてやるんだ」


 親指を上げて言う。すると少女は「わかりました」といって目を閉じ意識を集中させ始める。
猛スピードでこちらに向かってくる怪物が見える。そんじゃまあ食い止めますか。


カズマ「邪魔は…させねぇぞ!うらぁ!!」


 剣で斬りかかる。しかし、さっきみたいに飛び散ったら邪魔になるので少し力を抜いておく。


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