第112話 ユリと『花錦剣』
[3/4]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
リョ「ユリが聖剣『花錦剣』に認められたわけが大体予想つくぜ。」
リョウが聖剣を構え直す。
リョ「お前は絶対、これからもっと強くなる!『花錦剣』と共になっ!!竜桜切ッ!!」
リョウの背後に青いドラゴンが浮かび上がり、ユリに向かって・・・振りかざさなかった。
ユリ「え・・・?」
リョウはユリの真横で聖剣を振りかざした。
リョ「ふぅ・・・」
リョウはそのまま何事もなかったように聖剣をしまう。
ユリ「な、なぜ、なぜ止めを刺さなかったのですかぁ!?」
ユリが驚いてリョウに問う。
リョ「だってよ、悪気もねぇやつを倒しても意味ねぇし。だよな、ルーシィ。」
ル「そうね。」
リョ「とゆうわけで、この勝負は引き・・・」
ユリ「私の負けです。」
ル&リョ「えっ?」
引き分けじゃないの?ユリはゆっくり目を閉じると、
ユリ「リョウさんの、正しき心に、心を頭を冷やされました。とても勉強になりました。ありがとうございます。」
ユリがリョウに向かって丁寧に頭を下げる。リョウは頭を掻きながら、
リョ「あ〜、よく分かんねぇけど、どういたしまして?」
ユリって、とってもいい子ね。
ユリ「リョウさん、1つお願いがあります。」
リョ「お願い?俺に出来る事なら何でもいいぜ。」
ユリは『花錦剣』を両手にのせ、リョウに差し出すと、
ユリ「私の代わりに、『花錦剣』の所有者になって下さい。」
ル「えぇっ!?」
リョ「はぁっ!?」
いきなりすぎるお願いに、私もリョウも驚く。
ユリ「この勝負が終わったら、私が勝っても負けても、『花錦剣』はリョウさんに渡す事を決意してました。『花錦剣』は、聖剣の中で5番目に強い剣です。私が使っていても、ほとんど無意味です。ですから、聖十でもあり、聖剣を3本お持ちのリョウさんに使って頂けた方が、『花錦剣』も嬉しいと思うんですっ!お願いしますっ!!」
必死にお願いするユリ。リョウの判断は・・・
リョ「・・・嬉しいけど、これは受け取れねぇや。」
ユリ「!?ですが、リョウさんは7本の聖剣を全て集めたいのでは・・・」
リョ「人の奪ってまで集める必要はねぇよ。」
ユリ「違いますっ!これは私からのお願いで、決して奪ってなど・・・ひぃっ!!!」
ル「ちょ、ちょっとリョウ!!」
リョウは『銀覇剣』の刃先を、ユリの顔面スレスレの位置に向ける。リョウは真剣な眼差しでユリを見つめると、
リョ「聖剣に、守護剣士ってゆう聖霊がいるのは知ってるよな?」
ユリ「は、はい。」
リョ「聖剣は、守護剣士が認めた聖剣使いと契約するんだ。そう簡単に、所有者が代わったらダメなんだよ。」
リョウが『
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ