常盤台中学襲撃事件
Trick39_13組!? お前ら異常(アブノーマル)か!?
[6/7]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
それが丁度、信乃達がいた窓の近くにあった。
外に出た信乃は飛び降りたのではなく、ポールを使って方向転換と上昇をした。
Trick - UPPER SOUL 15ROLL -
ポールにA・Tのホイールを付け、推進力を回転力に変えてポールを15回転する。
ポールの上に到着した後に横に跳ぶ、銃を撃っている男の方へ。
そして窓から入れば、外に飛び出て退場したはずの男が急に表れて攻撃、
反撃どころか男の方を向くという対応すら出来ずに
轢藍の道 (オーヴァ・ロード)
Trick - BERSERCKER IMPACKT !!! -
傍から見れば単純なハイキック。
しかし、細かく分析してみればA・Tの推進力だけではなく
空中で体勢を整える技術、跳んできた勢いを全て蹴りに込めて轢き潰す技術などが
詰まっている、紛れもない技だった。
最初に跳び蹴り気絶した男と同じ状況だったが、A・Tの推進力だけでなく
技で側頭部をフルスイングで蹴り飛ばされては
駆動鎧など意味もない。
轢き潰された男は頭部の装甲を破壊された上に、勢い余ってその場で横一回転、
壁に激突して沈黙する。
『残り2人だ。さっさと終わらせろ』
位置外の指示の直後、2人の駆動鎧が出てきた。
さすがに自分たちの不利を感じ、生徒の見張りを放棄して廊下に出てきた。
逃げ場がなければ戦う、間違った判断ではない。
だが、防御で動かなかった宗像と、迎撃で移動した信乃。
敵が廊下に出れば、必然2人の間に立つことになった。
状況は挟み打ち
まだ教室で立て籠っていたいた方が、狭い出入り口だけに銃口を向けるだけで
対処しやすかった。最悪、生徒を人質にとれば攻めてこなかった。
自分たちの判断ミスに気付いた時には遅い。
男たちに出来るのは、苦し紛れの言葉を吐くしかなかった。
「な、なんだ!? お前らは一体何ものだ!?」
「神理楽高校 2年13組 宗像 形」
「神理楽高校 1年13組 西折 信乃」
「13組!? お前ら異常か!?」
「ふざけるな!! 学生で神理楽に所属しているお前らが
なんでこんな所にいるんだよ!!!」
神理楽高校は、組によってランク分けされている。
1組は一般企業向けに卒業させる生徒。表の世界で活躍しているのは1組の卒業生だけだ。
12組は1組から11組までの精鋭で構成された、特別の集まり。
だが、“12組”(スペシャル)を超える集団がいた。
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ