暁 〜小説投稿サイト〜
とある碧空の暴風族(ストームライダー)
常盤台中学襲撃事件
Trick39_13組!? お前ら異常(アブノーマル)か!?
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30秒ほどの刃戦で更に2度、宗像の服だけが切り裂かれた。

「は! やるじゃねぇか後輩! 特別(スペシャル)な俺が聞いているんだから
 ちゃんと答えろよ!

 それとも実は“1組”(ノーマル)で恥ずかしくて言えないだけか?」

「あぁ、なにが面倒臭いか分かった。このアーマーが邪魔なんだ」

相手の言葉には一切返さず、納得したようにつぶやき嬉しそうに宗像は笑った。

「だったら(ころ)すか」

おぞましい笑いだった。

一瞬、駆動鎧の男が今まで経験したことのない量の殺気が場を支配して動けなくなった。



剣の道 (ロード・グラディウス)

  Trick - Metal Twister -



次に瞬間には、右手のナイフ以外が鉄屑に帰られた男が立っていた。

鎧だけを的確に迅速に丁寧に最悪に木っ端微塵に殺したのだ。

「な、なにが!?」

今の状況に理解が追いつかず、目の前から消えた宗像にも気付いていなかった。

「さて、どうやってトドメを刺そうか? 邪魔な鉄屑は無くなったとはいえ、
 逆に攻撃したら守るものが無くて殺してしまう。

 殺したいが殺すのは禁止されてるし、俺が持っているのは殺しの道具だけだし・・」

声は後ろから聞こえた。

敵を“倒す”事だけを考えていた上に、位置外から情報を聞き出せと命令されていた
宗像は、仕方がなく相手のレベルの付き合っていた。

その中でどうにか攻めようとしていた、駆動鎧に阻まれて決定打を打てずにいた。

ならば、その駆動鎧だけを破壊すれ(殺せ)ばいい。

そうであれば情報を聞き出すことも続けられるし、面倒な駆動鎧の
相手をしないで済む。

そう決めれば行動は一瞬、手加減の必要もない宗像は全力で攻撃。

駆動鎧の関節部の隙間からA・Tの刃を差し込んで固くない部分から解体した。

その実力はまさしく、“剣の王”(トップライダー)

「何なんだお前は!?」

「正確にいえば“お前ら”だよ。

 ま、先輩のとどめはリーダーにでも任せるよ」

「あ?」

「任された!!」

声は教室の反対側、窓の方から聞こえた。

振り向くとジーンズ生地の青色が目の前に見えた。
次の瞬間には暗くなる視界、男の意識が途絶えた。

「遅かったな」

「学園都市の入り口から100km以上を30分以内に到着したことを評価しろよ」

珍しく肩を大きく上下させて西折信乃は答えた。

窓から入ってくるなり、男の鼻っ柱に飛び膝蹴り(A・Tの加速付き)を喰らわせて
反対側の壁に激突させた。男にすでに息は無い、わけではなく意識が無い。

「倒してしまっていいのか?」

「問題ない。位置外の
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