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魔法少女リリカルなのはStrikerS 〜賢者の槍を持ちし者〜
Chapter23「つながる歯車」
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に収めカートリッジをロード。レヴァンティンに多量の魔力が蓄積されていく。
「集え!」
炎を纏ったレヴァンティンを鞘から抜刀……燃え盛る剣を片手で天に掲げる。
反対側に立つルドガーも同じようにカストールを天に掲げ、レヴァンティンと同じくカストールにも炎が纏われていた。
「冥府をも照らす鮮明なる紅蓮の炎よ!」
バインドで拘束された仮面の男が徐々に地上へ落ちてくる。2人は腰を深く落とし自身の剣を下段に構える。シグナムはレヴァンティンを右腰に、ルドガーはカストールをそれぞれ左右に固定し時が来るまで目を閉じ静かに待つ………そして、その時が訪れると同時に地を蹴り面の男めがけ一直線に飛ぶ。
「我ら二騎に勝利への道を示せ!」
「うおぉぉぉ!」
2つの紅い閃光が冥府を焼き尽くさんと轟々と迫る。
「「炎牙・冥封斬光刃!!」」
対角線上に仮面の男はルドガーとシグナムに斬り裂かれた。
強烈な光が×印に輝き、爆音が球場内を支配する。光が収まりグランドには仮面の男を挟んで技を発動させる前に立っていた場所にルドガーとシグナムが互いに入れ替わって立っている。
「……上出来だったぞ」
「いやいや、特上出来だよ」
2人の圧倒的かつ華麗な連携---共鳴秘奥義の前に仮面の男はついに倒れる。
その直ぐ横には粉々に砕けた仮面の破片が散乱していた。
「2人掛かりですまないな……だがこれも仕事でな……悪く思わないでくれ」
横たわる仮面の男にゆっくり歩み寄るシグナム。
「まずはその顔を見せてもらうぞ」
返事なと返ってくるはずもないが、律儀にフードの中を見る事を告げる。
シグナムは左手でフードを剥がそうと手を伸ばす。
「……油断大敵って言葉、知ってる?」
「っ!?」
ふとそんな声が耳に入る。それは横たわる男から高めの声で、フードが被さっていない口元から発せられる。ニヤリと歪むその口元を見て警戒を強めるシグナム。相手が妙な動きをする前にバインドで拘束し、はやて達に応援を要請する。この後の対応を冷静にまとめるシグナム。
その時、シグナムに向けルドガーが叫ぶ。
「後ろだシグナム!!」
「なっ!?」
ルドガーの警告で後ろを確認しようと首を動かすが、彼女の意識はそこで刈り取られる。
意識を失ったシグナムが力なく地面に崩れた時、ルドガーはその者の素顔を目にした。
そして驚愕する。
目の前にいるのは間違いなくルドガー達がさっきまで戦っていた仮面の男だ。
雰囲気でわかる。今は面もフードも身に付けていない為、その容姿をはっきりと目にする事が出来る。ルドガーと同じ銀髪でセミロングの髪。翠色の瞳。黒いワイシャツにショートパンツ、サスペンダーとルドガーと身体的な特徴
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