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ヴァルハラ
盗賊の狙い

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「流石ですね、マスター、もう盗賊の1人を捕まえるなんて」
と、少女・・・シロンが言う
「ああ、コイツが自分から名乗り出てくれたお陰だよ」
と、俺が言う、ちなみに俺はその盗賊のことを敬意を称して盗賊(笑)と呼んでいる
俺が盗賊(笑)を捕まえてきたときに、シロンがボソッと「私が捕まえてマスターに褒めてもらおうと思ったのに・・・」と呟いていたが、うん、聞こえなかったことにしよう
「ところで、マスター、そちらの方は?」
と、シロンは俺の後ろを見て言った
「ああ、この人はその盗賊(笑)にからまれていたんだ」
と、俺は後ろに居る女性について簡単に説明した
「フーン、そーなんですかー」
と、シロンが言うが、なんか棒読みなんですけど、なんかジト目で見て来るんですけど・・・
「ま、まあ、とりあえず盗賊(笑)から話を聞こうぜ」
そして俺達はその盗賊(笑)が話を聞いた



「・・・こ、これで、俺の知っていることは全部だッ」
と、盗賊(笑)はかすれた声で言った
「本当にそれだけなんですか?なんでその男はマスターが宝を手に入れたことや、異世界から来たことを知っているんですか!?」
と、シロンは声を荒げながら聞いた
「ヒィッ!し、知らねえよ!本当だ!俺達は雇われただけなんだよ!」
と、男は言った
「そんな・・・マスターが宝を手に入れたことや、異世界から来たことは神々と私しか知らないはずなのに・・・」
と、シロンはブツブツと呟いていた
「とりあえず、落ち着けよ」
俺はそう言いながらシロンの頭を軽く撫でてやる、するとシロンは少しは落ち着いたのか目を細めている
「あの・・・飲み物を持って来たんですが・・・」
と、助けた女性がやって来た
「ああ、ありがとう」
俺は女性からコップを受け取ろうとするが、手を滑らしてし、コップを落としてしまい、服が飲み物で濡れてしまった
「うわっ、やっちゃった・・・」
俺は「ごめん」と一言、女性に誤ってから、着替えるために部屋を出た
俺はこの時女性が舌打ちしたことに気付かなかった



「いただきます」
シロンはそう言い、飲み物を飲み干した
「何だか変な、あ・・・じ・・・」
  
 ガクッ・・・

シロンは全身の力が抜けたように倒れ込んだ
「な・・に・・を・・・?」
と、シロンは必死に声を出したが、やがて眠ってしまう
それを見た女性は
「男の方は失敗したけど、この女が手に入れば問題ないわよねぇ」
と、笑うように言った
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