第1話 「ザ○とは違うのだよ。ザ○とは」
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帝国を背負うなど考えただけでも恐ろしい。
このお方、ルードヴィヒ皇太子殿下いがいに帝国を背負えるお方はおらぬ。
我らは藩屏として協力してゆくほか道は無い。
隣に座るリッテンハイム侯爵も青ざめた表情を浮かべ、皇太子殿下を見つめている。
内心では帝国の未来に対し、私と同じように恐れているのだろう。
■ノイエ・サンスーシ 薔薇園 フリードリヒ・ゴールデンバウム■
ルードヴィヒがなにやら動き出しているようだ。
この帝国をどうにかするつもりらしい。
予にはできなんだが、あやつならばどうにかするであろう。幼い頃からそうであった。あやつには他の者とは一風変わった処があったのだから……。
それにしてもザ○は大いに笑わせてもらった。
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