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IS【インフィニット・ストラトス】《運命が変わった日》
【第132話】
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たが、セシリアは全面的に母さんを信用しているようで――。
「その事でしたら、わたくしはお母様を信用致していますので――お願いします」
そう頭を下げるセシリアを見た母さんが――。
「わかりました。……じゃあセシリアちゃん、ブルー・ティアーズ…展開してねぇ?」
返事をすると、また優しく微笑む母さん――セシリアも笑みを浮かべてISを展開した。
「さて、クサナギの前に戻るか――母さん、あれ、どうやって纏えばいいんだ?」
「簡単よ?村雲で触れて、そこからハイパーセンサーにクサナギの前面装甲展開の項目出るからそれを押して、後はISに乗る感覚でやると自動的にフィッティングされる様になるわよ?――操縦方法は、わかるわね?」
「――ISと同じならわかるよ」
それだけを告げると、笑顔で応え、セシリアのISにコードを差し込むと空中投影ディスプレイが浮かぶ――。
「うふふ、一応地上戦も可能だけど少し重いから空の方が機動力は高いわよ?使ってるスラスターも背部ブースターも、出力がダンチだから――試合には使えないから、何か重機を使わないといけない時とかは役に立つわよ♪」
「成る程――でも、それだと何でマニュピレーターにビーム砲が付いてるのかがわからんようになるが」
「一応瓦礫破砕用よ?出力を絞れば破片を細かく出来るし、戦うためだけじゃなく、使い方によっては役に立つ――その為につけたのよ」
それでもやっぱり戦う用にも出来るのか……。
まあ、人間が扱うとどんなものでも人を傷つける道具になるが。
「要は使う側によって違うって事だな。――じゃあ、戻ってるよ」
「ええ、わからなかったらまた聞きに来なさい」
「ヒルトさん、また後程…」
「あぁ、もうアイツが言ってたことは気にするなよ?」
言うや、俺は砂浜を駆け足でダッシュして戻る――。
途中、嫌でも篠ノ之博士の前を通らなければいけないが――まあ別にいいか。
そんな感じでちょうどその篠ノ之博士の横を駆けていくと――。
「んじゃ、試運転も兼ねて飛んでみてよ。箒ちゃんのイメージ通りに動くはずだよ」
「ええ。それでは試してみます」
そんな感じの話を背中できき、連結されたケーブル類が外れる音が聞こえる――刹那、篠ノ之の専用機が飛び立つ音と共に、その風圧がもろに周りに被害を出した――ついでに、一夏の驚く声もおまけで。
被害は、軽い機材が落ちる程度だが――この姉妹、もう少し周りを見れないのか?
村雲を展開し、クサナギに触れるやハイパーセンサーに項目として新たに出てきた。
「どうどう?箒ちゃんが思った以上に動くでしょ?」
「え、ええ、まぁ……」
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