第110話 ダブル火炎砲力弾
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は無意味だ。私は悠遠の衣に換装すると、
エ「ハァァァァァ!!」
自力で木の枝や草や蔦を引き千切った。
ス「あっ!!」
スミレが驚き、口元から横笛を離してしまった。音色が止まり、ショールの体に纏わり付いていた木の枝や草や蔦も、灰になって消えてしまった。
ス「自力で、この魔法を・・・さすが妖精女王ですね。」
私は持っていた槍を構え直し、
エ「ハァァァァァ!!」
スミレに攻撃しようとするが、スミレが再び横笛を吹き始めた。さっきとは違う曲だ。
ス「♪〜〜 ♪〜〜〜 ♪〜
♪〜〜〜 ♪♪〜〜〜〜〜
♪♪〜 ♪♪〜 ♪♪〜
♪♪〜〜 ♪♪〜 ♪〜〜 ♪〜」
音色に合わせて畳の床から再び木の枝や草や蔦が伸び、私の攻撃を防いだ。
ショ「エルザ、後ろっ!!」
私の背後から蔦が伸び、慌てて槍で蔦を防ぐ。
ショ「ギアチェンジ!モード炎!!」
赤い光を纏った拳でショールがスミレに攻撃を仕掛ける。
ショ「火炎力!!」
だが、ショールの攻撃をスミレは横笛を吹きながら見事な身のかわしで全てかわす。私は黒羽の鎧に換装すると、
エ「黒羽・月閃!!」
ショ「火炎弾!!」
ス「!!!」
ショールと挟み撃ちしてスミレを攻撃する・・・が、横笛の音色は止まっていなかったため、木の枝や草や蔦によりまたしても防がれた。
エ「はぁ、はぁ、はぁ、はぁ、はぁ・・・」
ショ「はぁ、はぁ、はぁ、はぁ、はぁ・・・」
ス「はぁ、はぁ、はぁ、はぁ、はぁ・・・」
全員肩で息をしている。魔力もかなり限界に近い。そろそろ終わらせねば・・・
ショ「エルザ、炎帝の鎧に換装しろ。」
エ「えっ?」
ショールの体が炎のような真っ赤の光で包まれている。まさか・・・!!
エ「合体魔法(ユニゾンレイド)をするつもりかっ!?」
ショ「さすがエルザ、飲み込みが早いな。」
ショールが私からスミレへ視線を移すと、
ショ「俺たち3人、みんな魔力も限界だ。次の攻撃でお互い最後にしないか?」
ス「そうですね。では、私は最強の攻撃で、止めを刺しますっ!!」
ショ「こっちも最強の魔法で止めを刺すぜ。」
どうやらやる気だな。私は肩を竦めると、
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