マジカル☆ウィッチルフェイちゃん錬金術の授業を受ける
[1/3]
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
試験が終わり、雪が積もりだした庭を通って、エリス達と歩いて帰っていると、何やら一生懸命に魔術で氷像などを作っている人達がいました。
「アレは何ですか?」
「ルフェイは知らないんだね。アイスフェスティバルの準備だよ」
「各寮毎に一年を通して様々なイベントで競うんだけど、冬は氷を題材にした競技などがあるの」
説明を聞くと、寮対抗戦で一年間で優秀優秀な成績を出した寮は、資金が貰えて設備を良く出来るそうです。アイスフェスティバルは、冬の競技会の名前だそうす。種目は氷像作成やスケートをしながら自分でコースを作りながら進んで、各地に設置されたチェックポイントを通過しながら、ゴールへと目指すアイスラン。このアイスランはランナーを妨害する部隊も作られるそうです。
「そんなのがあるんですね」
「ちなみに一年生は氷像にしか参加できないよ。危険らしいから」
「そうですか……」
ハリポタではハリーが1年生なのに参加していましたが、アレはアレで変ですよね。先生があんな事で規則を曲げちゃうとは思えませ。
「という訳で、ルフェイは私達と一緒に氷像作りだよ」
「分かりました」
そんな話をした後、エリス達は寮へと帰って、私は図書館に向かいました。エリス達は宿題が出ているそうなので、寮で頑張るそうです。私は新しい魔導書を解析しながら、分身に必要な魔術を様々な魔導書から引用して構築していきます。
今日は錬金術の授業です。先生はフルカネルリ先生とその契約悪魔であるユウカナリア先生です。ユウカナリア先生はあんまり役に立ってませんけどね。
「何か言った?」
「いえ、別に……さっさと材料を渡してください」
「嫌よ」
「お前ら、遊んでるんじゃない。エスカを見習え」
錬金術の授業を受けている生徒は非常に少いです。エスカ・メーリエの2人だけだったりします。
「ん〜? おかしいな……先生、変な色になりました」
ユウカナリア先生からフルカネルリ先生が素材を奪って渡してくれました。今日の課題はポーションです。エスカちゃんは紫色になった液体が入った試験管をフルカネルリ先生に渡します。
「駄目だな。毒になってるぞ。分量が間違えたな。それと魔力が足りていない」
私も作業を進めます。薬草を磨り潰して、ナプキンに入れて絞ってエキスを抽出し、絞った液体を水に入れて魔力を入れながらかき混ぜます。その後、粉末を水に入れたら……ポフンという音と共に輪っかの煙がでました。
「お前は魔力の入れすぎだ」
「はぅ」
「あはははは」
爆笑しているユウカナリア先生の口にエスカちゃんの手から奪った物を叩き入れます。
「ふぐっ!?
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ