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ハイスクールD×D 新訳 更新停止
第2章
戦闘校舎のフェニックス
第37話 増える同居人(美少女)と悪魔のお仕事
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がそんな事を呟いていた。
「出来ました」
スーザンの声を聞き、そちらに顔を向ければ…。
スーザンが弓と矢を持っていた。
「矢文って冗談でしょう!!」
何かいろいろ不安だった。


(…なんだこれ…)
俺達はスーザンの手紙の返事を聞く場所に居る訳だが、そこは何かの家紋が刺繍されている幕とのぼりがそちらこちらに設置されており、その中央で椅子に座り込む鎧武者という所謂戦国時代の戦場の本陣になっていた。
「お母さん、あれ何?」
「こら、見ちゃいけません」
とある親子がそんな会話をしながら通り過ぎて行った。
うん、正しい判断ですよお母さん。
「はあ、何なんだここは…」
そう言い、嘆息していると…。
「来たみたいよ」
どうやら、相手が来たみたいだ。
「え、ええぇッ!!」
来たのは西洋の鎧を着た甲冑騎士だった。
しかも…。
「ああぁッ!!矢ッ!!」
そう、頭のヘルムに矢が突き刺さっていた。
「スーザン!!矢が突き刺さってるよッ!!」
「はいぃ。いろいろ考えたんですが私は矢文以外の渡し方が出来ませんでした」
「ええ〜」
そして、対面する両者。
そして…。
「…手紙…読ませてもらったよ…素敵な矢文だった!!」
「ッ!!」
「僕ともあろう者が隙を突かれて射ぬかれるなんて…大した矢文だね」
「そ、そんなッ!!私は夢中で射ぬく事しか考えてませんでした!!堀井君!!」
(…ああ、頭がどうにかなりそうだ)
「ぼ、僕で良かったら、君とお付き合いしたいんだ」
(ええぇぇぇッ!!!!)
そして、二人は晴れて恋人どうしとなった。


放課後、俺は一足先に部室に向かっていた。
部室の前に来ると、話し声が聞こえたので、中を覗くと部長とイッセーが居た。
契約取りに時間が掛かっていたのか二人は今日、学校を休んでいた。
聞きは耳をたてると…。
「ふふ、絵に描いたようなお似合いのカップルね」
「そ、そうすね…ある意味…」
イッセーの様子がおかしいので机の上に置かれた写真を遠目で見てみた。
そこには、腕を組んで仲睦まじく写っている、鎧武者と甲冑騎士が居た。
(…何だあれ…)
とりあえず、見なかった事にした。
「ねえ、イッセー」
「は、はい?」
「…こうして、好きな人と結ばれるってどう思う?」
「ど、どう思うって、幸せなんじゃないすか」
「…幸せ…そうよね」
「って言うか、好きでもないのに付き合ったりするなんて絶対にやっちゃいけないですよ」
そう言ったイッセーの顔は何かを思い出している様な顔をしていた。
(おそらく、レイナーレの事か)
おそらく、イッセーの心にはレイナーレの事が深く突き刺さっているんだろう。
下手をすれば、アイツや千秋達の事で大きな障害になるかもしれない。
だが、そう簡単に治る物
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