違うって
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は別に気にする様子もない。
「まだsaiと打たせてくれないのか」
「だから俺はsaiなんか知らないって・・・」
深くため息をついて、ヒカルはラーメンをどけ、頭を抱えて机に伏せた。店内のクラシック音楽が嫌になるほど大きく感じる。
「いや、俺なりに答えを出した。藤原さんなんだな?」
静かに、ゆっくりと緒方は確認するように机に軽く乗り出してヒカルに問うた。ヒカルはゆっくりと顔を上げて近くにある緒方の顔を見つめた。今なら緒方を殴れるほどイラついている。佐為のことをこの人とは話したくはなかった。ヒカルはそう思いながら、そっと声に出した。
「佐為じゃない。佐為はsaiじゃない」
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