暁 〜小説投稿サイト〜
転生とらぶる
魔法先生ネギま!
0365話
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に行動するって決める前だったら間違い無くアクセルの方に行ったんやけどなぁ。宝探しとか迷宮とかめっちゃ面白そうやん」
「そうは言うが、ネギの方を疎かにする訳にもいかないしな」

 ナギ・スプリングフィールドという英雄の息子。そのネームバリューは魔法世界ではかなり大きいらしい。エヴァの話によるとファンクラブまであるというのだから恐れ入る。……そういう意味では高畑も同様らしいが。
 そんなネギが魔法世界に行くのだから、面倒事の1つや2つ……どころか、20や30は平気で襲ってきそうな気がする。

「確かにアクセルはそれこそ地獄に放り込んでも1人なら普通に生きてけそうやけど、ネギはまだまだ頼りないからなぁ」
「それはちょっと言い過ぎだろう」
「いや、正確に表してると思うで。まぁ、とにかくここで話をしてても暑くて喉が渇くだけやからな。俺はそろそろ修行に行くわ」
「ああ、頑張れよ」

 軽く手を上げて去っていく小太郎の背中へと声を掛ける。
 ……修学旅行の時から考えると、随分と俺に慣れてきたよな。





 こうして、時は流れ8月10日。いよいよ約束の時が来た。現在外の時刻は昼前といった所か。そして戦場となるいつもの別荘の前庭にいるのは、俺、あやか、千鶴、円、美砂の当事者5人に審判のエヴァ、その保護者である茶々丸、野次馬のチャチャゼロの3人。

「委員長、本気でアクセルに挑むつもりなのかしら。あいつの出鱈目な力を一番近くで見た来たんでしょうに」
「皆、無事に済めばええんやけどなー。さすがにアクセル君の力で潰れたトマトみたいにクチャッとなったらウチにもどうにも手の施しようがないし」
「ちょっ、このちゃん! ブラックすぎます!」

 最後に、ネギパーティの面々も勢揃いしていた。
 そんな中でエヴァが前へと進み出る。

「では、これからアクセルと従者4人の模擬戦を行う。尚、この戦いは従者4人の方が魔法世界でやって行けるかどうかを見る為の戦いであり、勝敗はそこまで気にしなくてもいい。それと一応アクセルは異形化の使用を禁止とする。……始めっ!」

 エヴァの合図と同時に、瞬動を使用。前へと進み出る。同時に、つい数瞬前まで俺がいた場所を囲むように作りあげられる炎の壁。円の純炎の涙か!
 恐らく俺の機動力を封じる為に炎の壁で俺を閉じ込めようとしたのだろう。確かにその狙いは悪くなかった。だが!

「駄目っ、逃がした! 美砂!」
「任せて!」

 円の声が聞こえると同時に、周囲へと響き渡る歌声。その発生源は当然美砂だ。アーティファクトのセイレーンの涙を使っているのだろう。その歌声を耳にした途端、瞬動を使って前へと進んでいる筈の身体が重くなる。

「ぐぅっ!」

 くそっ、歌声を聞いた時点で抵抗出来ない補助魔法と
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