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魔法少女リリカルなのはStrikerS 〜賢者の槍を持ちし者〜
Chapter22「自覚する想い」
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「フェイトちゃんまだ言ってるんか?」
どうやらフェイトは家族同然で可愛いがっているエリオとキャロと一緒に風呂な入れなかった事が寂しいのか残念そうな表情を浮かべていた。
「そう落ち込むな。これからいくらでも機会はあるはずだ」
「ですよね……でもやっぱり---」
丁度フェイトが言葉を言い掛けた時2つの別の声がフェイト達に掛けられる。
「皆さん!」
「エリオ!キャロ!」
声を掛けたキャロにスバルが駆け寄る。隣のエリオは恥ずかしいのか顔を真っ赤にしてできるだけスバルの体が目に入らないよう足下を見ている。そんなエリオの気も知らないスバルはバスタオルも巻かずに堂々と彼に話し掛ける。スバルも入れ、ここにいる女性陣は皆美人ぞろい。今の女湯はまさに花園……男のロマンそのものだろう。
「2人共どうして!」
「エリオくんと一緒に露天風呂に入ってたんですけど、混浴で女湯の方にも行けるみたいだったので来ちゃいました!」
2人の登場に歓迎するフェイト。さっきまでとは違い表情がずっと明るくなっている。
「僕はできればここには来たくなかったんですけど……」
「いいんじゃない?女湯に入れるなんて子供の時だけなんだから、今の内に見ておけば?」
冗談混じりにそんな事を話すティアナ。しかしその言葉はエリオを男として扱っていないようなものであり、エリオとしては心中複雑だ。
「なんて事言うんですか!?というかティアさんもルドガーさんと同じ事を言うんですね……」
「はい?ルドガーさんが私と同じ事を言ったの?」
瞬間、キャロを除く女性陣の雰囲気が一変……軽蔑のものに変わる。中でもはやてに至っては笑顔ではあるが、目からハイライトが消え歴戦の戦士ですら怯むほどのオーラを放っていた。
「にゃはは……ルドガー君も男の子なんだね」
「エリオにそんな事を教えるなんて……ちょっとお話が必要かな……かな?」
「ちょ、フェイトさんそれ私の台詞です!」
何故か分からないが今フェイトが口にした台詞は自分の物……他人に使われるのは自身の存在を奪われたような気がしたからだ。
「?でも露天風呂とっても気持ちよかったですよ。ね!エリオくん!」
「そうだね。星が綺麗に見えました!」
「ん?2人はルドガーと一緒にいたんやないの?」
この場にいる者の殆どが、エリオとキャロの2人が男湯でルドガーと一緒にいるのだと思っていた。では今ルドガーは男湯にいるのだろうか?
「一緒にいましたよ。でもルドガーさんが僕達に子供用の露天風呂がある事を教えてくれて、2人で綺麗な夜空を見て英気を養えって……それでキャロと僕はルドガーさんと別行動に」
「ルドガーさんも星が見たいからって普通の露天風呂に入ろ
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