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魔法少女リリカルなのはStrikerS 〜賢者の槍を持ちし者〜
Chapter22「自覚する想い」
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ーさんなら飲食関係の仕事に就くっていうイメージがありますよね」
「私もそんなイメージがありました。ルドガーさんのお料理って凄く美味しいですし」
「ありがとな2人共……クラン社に入った理由は簡単に言えば、兄さんの影響かな」
「ルドガーさんのお兄さん?」
ここでユリウスの話しが出ると思ってなかったのか、エリオが疑問の声を漏らす。
「兄さんはクラン社のエージェントだったんだ」
「お兄さんもエージェントだったんですか?」
キャロが確認する。
「それもクラン社のトップエージェント……兄さんの背中を見て育った俺が憧れない訳がなかった」
しかしルドガーは一度クランスピア社の試験に落ちていた……それも慕っていたユリウスが意図的にルドガーを落としたのだ。事実を知った時はユリウスに怒りを覚えたが、今は彼が自分を守る為に行った事だと知り、今では彼の想いは痛いほど分かっているつもりだ。
「お兄さんの事大好きなんですね」
「キャロやエリオでいうフェイトのような存在だよ。口煩くて、家事が出来なくて、馬鹿みたいにトマト好きでさ。毎日の食卓をトマト一色にしたいとか言ったり変なところもあるけど……俺にとっては大切な兄さんだったよ」
もしまたユリウスに会えるのならオリジンの審判も骸殻、クルスニク一族のしがらみもない世界で……願わくは今自分がいるこの世界で兄と同じ時間を生きてみたい。叶わない夢ではあるが、こんな夢を思い浮かべるくらい神様も許してくれるはずだ。
「私もルドガーさんに聞いてもいいですか?」
「なんだ?」
「ルドガーさんが持っている写真にちょっと体型のいい猫が写ってましたけど、あの猫はもしかしてルドガーさんの飼い猫なんですか?」
「ルルって言うんだ。ルルは凄いんだぞ?他の猫を引き連れて、タマゴや野菜、魚、お酒とか色々持ってくるんだ」
「お酒!?」
驚いたのエリオだった。驚くのも無理はない。猫が酒を持ってくるという事事態がまずイメージができないだろう。
「虫に木刀にぬいぐるみ、ハチの巣なんて持ってきた時はビビッたよ。何せまだ中にハチがいて刺されたりもしたしな」
「ルルちゃんって……凄いんですね……」
それからもキャロとエリオはルドガーに質問したり、逆にルドガーが質問したりと他愛のない会話を楽しんだ。
………主にルル関係の話しで………。
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「あぁ〜ええ湯やなぁ」
湯けむりが発つ女湯の湯船に浸かりながら、気持ち良さそうな声を上げるはやて。他の女性陣も同じような感想を言っていた。
「こんなにゆっくりお風呂に入るのは久しぶりだね」
「あーあ……エリオとキャロとも入りたかったな……」
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