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魔法少女リリカルなのはStrikerS 〜賢者の槍を持ちし者〜
Chapter22「自覚する想い」
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な事冗談で言うわけないだろ」
「バカってなぁ……女の子に言う台詞やないやろ?」
「本当の事を言っただけだ」
「本当の事ってあんな、私は---」
ルドガーより頭は良いほうだと言うつもりだったがルドガーの真っすぐで翠色の瞳に魅せられ、
はやては言葉の続きを話す事ができない。
「あ、あの……ルドガー?」
「はやてに出会えてよかったよ」
「……ルドガー」
胸が高鳴るのが意識しなくともわかる。トック……トック……トック……熱い……まるで胸の中に太陽が現れたみたいだ。この高鳴りは間違いなくルドガーがはやてに与えたモノ……もう間違いない。
自分は……八神はやては間違いなくルドガー・ウィル・クルスニクに惹かれている。
友達でも親友でも仲間でもなく……彼の傍らで彼を支えたい……彼の笑顔を見てみたい。
「なんてーな。キザっぽいよな今のは?」
「はは、ホンマや……料理人より小説家にでもなった方がええんとちゃう?」
「小説家か……よく考えて見たら俺の人生談って本にしたら……売れるんじゃないのか?」
はやてに言われた事をワリと真剣に本のタイトルやペンネームを考え始めるルドガー。いつもならここではやてがツッコミを入れるはずだが今回はそれがない。
件のはやては計画性のないルドガーの話しを何も言わずに笑って見ていた。
「ルドガー」
「ん?」
だが今はまだこの気持ちを伝える時ではない。
この気持ちを伝えるのもその返事を求めのもまだ先……ルドガーの胸にあるモノを彼の口から聞いてからだ。
だから今は……
「ありがとうな……ルドガー」
彼の笑顔を見るだけで十分だ。
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