プロローグ
歌い手、箱庭に来る
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ありがとうございます」
「あら、お礼を言われるつもりはなかったんだけど・・・」
「実際、力を抜けていなかったので、文句を言う筋合いはありませんよ。この格好だと力抜けないんで、着替えてきますね」
「うん、行ってらっしゃい。このあと打ち上げするから、参加していってね〜」
さて、あの人も仕事に戻ったことだし俺も着替えるか。
♪??♪??♪??♪??♪??♪??♪??♪??♪??♪??♪??♪??♪??♪??♪??♪??♪??♪??♪??♪??♪??♪??♪??♪??♪??♪??
さて、楽屋についた事だし、着替えますか。
「打ち上げするって言ってたし、気楽な服のほうがいいよな・・・これでいいか」
取り敢えず、空間に穴を開けて、その中から私腹を取り出し、着替え始める。
そして、着替えていると何か紙が落ちるような、カサッという音が聞こえる。
「ん?誰かが置き手紙でもしていったか?」
取り敢えず、荷物を空間に穴を開けてそこに全部入れると、更衣スペースから出る。すると案の定、机の上には手紙が置いてあり、そこには『天歌奏殿へ』と書かれていた。
「殿って・・・いつの時代だよ・・・しかも蝋封って・・・初めて見た。」
まあ、僕宛なのは間違いないみたいだし、開けてもいいよね。
取り敢えずあんまり封が傷つかないようにして・・・お、あいた。なになに・・・
『悩み多し異才を持つ少年少女に告げる。
その才能を試すことを望むならば、
己の家族を、友人を、財産を、世界のすべてを捨て、
我らの“箱庭”に来られたし』
「・・・は?いや、なにこれ・・・」
誰か頭のわいた人が・・・いや、ギフトってのには心当たりがあるからなんとも言いづらいし・・・あれ、足場なくね?
「何だこれえええええええええええええええええええええええええええええええええ!!?」
僕は、その場にものすごく音を響かせながら落下していった。
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