暁 〜小説投稿サイト〜
ニュルンベルグのマイスタージンガー
第二幕その五
[2/2]

[8]前話 [9] 最初 [2]次話
、エヴァちゃん」
 ザックスはハンマーを手にしたまま呆れたような声で言うのだった。
「密蝋も樹脂もわしには馴染みのものなんだよ」
「そうなの?」
「そうさ。密蝋を絹糸に塗りそれであんたの可愛い靴を縫ったし」
 話すのはここでも靴のことである。流石は靴屋だ。
「今日はこの靴を太い糸で縫うけれど樹脂はこうした糸に相応しいしね」
「それは誰のことかしら」
 あえてとぼけるエヴァだった。

[8]前話 [9] 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ