A’s編
実際は知りません☆
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。
目が合う、と思った瞬間露骨に目をそらされた。
「別に傷ついてなんかないよ?むしろオレのブロークンハートに傷つけたら逆に凄いよ?」
「はいはい」
とてつもなく美愛にイラっとした。
「あ、フェイトって呼んでもいい?このクラス、異様にみんなの仲がいいから名前呼びなんだ」
「そうなの?・・・ああ、陽龍とか美愛がいると納得できるか。うん、フェイトって呼んでも大丈夫だよ」
何故か納得されたが、オレが納得できない。なーぜー。
「お前だからだ」
「影薄慎吾は引っ込んでろ」
「最近マジ辛辣だなぁ、おい」
慎吾の扱いはいつもこうなる。ふっしぎー。
「オレの中の何かがお前の何かと反発し合うんだぜ☆みたいなっ?」
「いや、わけわかめ」
でも強ち間違ってなかったり?
「ところで、アリシアと同じストラップ持ってるみたいだけど、そこか同じところで買ったの?見たことないけど・・・」
「この三色の雷のストラップだよね?これはこの世に三つしかない、大切なストラップなんだ。どこにも売ってない、手作りなんだ。私と、アリシアと、私たちの大切な人だけが持ってる」
ちょっと感動的になる教室。
「ついでに製作者はオレたち、浅賀家だったりする」
が、オレの言葉で一気に騒がしくなった。
「ちょ、アレお前らが作ったの?」
「正しくは一家で、だな。割と工程がめんどかったからもうやんないと思うけど」
「ちっ、頼もうと思ったのに」
「いや、もう慎吾にゃやったぞ?お前の誕プレで。ほら、あのブレスレット」
「え?ああ、あれも作ってたんだ?」
ちなみに渡したものはデバイスだったりする。
理由は面白そうだったから、美愛が好きならいつかは関わるはずだから。
でもっていつか使いそうだったから。
実際、使ってるっぽいしな・・・。
とか意味深なこと言ってみたり?実際は知りません☆
「さて、そろそろ質問タイムは終了よー。あと少しで授業時間終わっちゃうから」
「運命のバッキャローーー!」
「おにぃ、そのネタなんだっけ?」
「さあ?オレのその場のテンションで言っただけだから、なんか違うし」
周囲から冷たい目線を向けられ、クラスメート曰く陽龍ラバーズは呆れた目線を向けていた。
解せぬ。
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