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緋弾のアリアAA “照準貫通のラピッドショット”を持つ転生者
強襲科
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「やれやれ、またここに顔出す事になるとはな…」
「キンジ、ココまで来てまだそんな事言うか。男なら腹決めろ」
キンジと俺は今、武偵高の中で悪名高い強襲科、つまりキンジの古巣の前に立っている。
「うるせー」
キンジはしぶしぶ強襲科のドアを開けると戦闘訓練中の生徒達一瞬止まりこちらに視線を向けた。
「…キンジ?」
「キンジだ…」
「八雲もいる」
俺達がここに居るのが不思議らしいな。強襲科生達はこちらに向かってきた。しかも嬉しそうな顔で。
「お一うキンジぃ!お前は絶対帰ってくると信じてたぞ!」
「武偵はお前みたいなマヌケからしんでくもんだからな」
「じゃあなんでお前が生き残ってんだよ」
「さあここで1秒でも早く死んでくれ」
「お前こそ俺よりコンマ1秒でも早く死ね」
さっきから死ね死ねうるせえなコイツら。てゆうか俺も来てること忘れてないか。俺は周りを見ていると二階にライカとお友達のちびっ子がこちらを見ているな。ライカは俺を見ると難しい顔になりどっかに行ってしまた。何か心にグサッリとくるな。
ー◇◇◇◇◇◇◇◇◇ー
放課後になりキンジはアリアに捕まりどっかに行ってしまった。暇だし明日の準備しようと思い駐輪場に向かうと、俺のストリートファイターに一つの手紙がセロハンテープで付けられていた。
「なんだこれ?なになに『今から体育倉庫に来てくれませんか?用件はそこで話します』か、普通ラブレターって下駄箱に入れないか?」
俺は帰るのをやめ、体育倉庫に向かうことにした。
ー◇◇◇◇◇◇◇◇◇ー
「来たか」
「『来たか』じゃねえよ。用事があるなら手紙なんか書かないで口で言えばいいだろライカ。ラブレターかと思ったじゃないか」
体育倉庫に行くとライカが跳び箱に座って待っていた。
「で、用件てなんだ?何か用があるんだろ」
「実はおにぃ……狩矢先輩の『戦妹』にしてもらいたいんです」
今お兄ちゃんって言い掛けたよな。てか、何で?
「ライカ……『戦兄妹契約』なら同じ学科の先輩にしたほうがいいぞ。お前は伸びしろがあるんだぞ」
「……頭撫でながら説明しないでください。それに絶対に先輩の戦妹がいいんです!」
「ああ悪い!昔からお前の頭撫でるのが癖なんだ。お前は撫でやすい頭の形をしてるからついな…で、『戦兄妹契約』だっけ、別にいいよ俺は」
「本当ですか!?」
「本当だよ。なら八日後テストするからそれに合格出来たらな」
「うん!!」
ライカは嬉しそうに頷いた。久々にライカの笑顔を見たな。
「じゃ俺帰るから、お前もあんまり帰り遅くなるなよ」
俺は嬉しそうなライカの頭から手を離し、
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