魔法先生ネギま!
0364話
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力持ち』らしい。……なにげに乙女なタイプの大河内にとってはそう書かれた生徒名簿を見てショックを受けていたりするのは見ていて可哀想なものがあった。
後は思い出す程に大きいイベントは……あぁ、あったな。1学期の期末テスト。全教科100点というスコアラーの超がいなくなってしまったので首位からは転落したが、それでも一応2位をキープ出来たのはバカレンジャー達が必死になって勉強したおかげだろう。
そしてとうとう夏休みへと突入する。
「……で、何で急に俺は呼ばれたんだ?」
既に馴染み深い場所と言っても過言ではないエヴァの別荘。その中でもエヴァの部屋へと呼び出されていた。
実はこれは結構珍しい事だったりする。他の面子がいる時は、大抵リビング……というには広すぎるが、そういう用途で使っている部屋にいるのだから。
「まぁ、座れ」
エヴァに促され、ソファへと腰を下ろす。
「で、だ。ぼーや達が新クラブを創ったというのを聞いてるか?」
「ああ。そう言えばあやかが何か色々と根回しをしたとか言ってたな」
「うむ、それだ。そのクラブが今日、じじぃに正式に認可された訳だが……クラブの目的に関しては何か聞いてるか?」
「いや。そっちは全くノータッチだ。ただ、小太郎が参加するとかなんとか朝食の時に言ってたような気がするな」
「そうか。お前にも微妙に関係がある話なんだが……そもそもの目的はぼーやがあのバカを捜す為の隠れ蓑として創られたクラブだな」
エヴァがいうあのバカ。それはサウザンドマスターの事だろう。即ち、ネギの父親であるナギ・スプリングフィールド。
「けど、行方不明になってもう随分と経つんだろう?」
「ああ。だが、そのヒントは魔法世界にあるとアルは言っていた。そしてウェールズには魔法世界へと渡る為のゲートがある」
「確かに興味深いが……それが俺に何の関係があるんだ?」
そもそも俺にこの世界でのイギリスに知り合いがいない以上はどう関係してくるのかが疑問だ。
「何だ、忘れたのか? お前は不老になるマジックアイテムが欲しいんじゃなかったのか? ……まぁ、お前の記憶を見た覚えがある以上、その類の品が欲しいと言われても納得するしかないがな」
「……手に入るのか?」
コードギアスの世界、そしてガンダムSEEDの世界。そのどちらでもホワイトスターとの時差が生じていた。幸いどちらの世界でもホワイトスター側との時差は少なかったが、それがこの世界やいずれ訪れるであろう未知の力が存在する世界でも同様だと楽観的に予想出来る訳もない。ならばせめて俺と、俺の恋人達3人は時差の大きい世界に行ってもそれが理由で死に別れるという可能性が無いようにしておきたい。そういう意味で不老のマジックアイテムを欲していた
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