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IS【インフィニット・ストラトス】《運命が変わった日》
【第130話】
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作者の篠ノ之博士が自己発達の一環として無制限展開を許可したため、現在も進化の途中であり、全容は掴めていないとの事です」


――こうやって知識として覚えるのって大変だな…俺もだが。


「流石に優秀だな。遅刻の件はこれで許してやろう」



そう織斑先生に言われて、ホッと胸を撫で下ろす様に息を吐くラウラ。

――織斑先生は一年程、ラウラの部隊の教官だったため、その恐ろしさを味わったのだろう。

――親父とのサバイバル訓練も厳しかったって言ってた。

まあそれ以上に『生きる』ということがどういう事かってのが重要だったようだが。

――最近になってラウラも当時の親父が言ってた事、少しずつわかってきたって言ってたな。


「さて、それでは各班ごとに振り分けられたISの装備試験を行うように。専用機持ちは専用パーツのテストだ。全員、迅速に行え」


一学年女子一同が返事をする。

一年生が全員並んでいるので人数は凄い。

だが、割り当てられたIS一班に一機――数が少ないから、乗る順番決めとかも大変なようだ。

美冬も未来も、この場に専用機が既にあるのだが、先日も言っていた通り、まだ受領する気はないらしい。

その事は、さっきラウラが来る前に織斑先生からの連絡で一年生全員が知った。

――もちろん、受領を反対する子は居ない。

居ない理由は、美冬も未来も、代表候補生になっているし、何よりちゃんと成績に残っているので――後は、交友関係の広さだな。

浅く遊ぶ子も、深く遊ぶ子も、別段美冬、未来の悪口を言う女子は居ない――あくまでも表向きは、だが。

裏ではわからないから、確証は持てないが――。


まあ、そんな話はその辺りに捨て置くとして、今回の合宿の目的はこの場所に搬入されたISと新型装備のテスト。

搬入されたISというのは打鉄及びラファール・リヴァイヴ。

後はさっきも言った美冬、未来用の専用機【村雲・改】及び【天照】だ。

村雲・改は俺の弐式の前の【村雲】の改良型だ。

――資金不足で完全には完成していなかった村雲の改良型で、前のと比べると所々違う。

一応ハーフ・スキンらしく、胸部や腹部には装甲があるので仮に絶対防御を突破されて生身にダメージを負う事があっても、命に関わりそうな箇所には装甲が施されているので一応安心だ。

もちろんそれは、俺のISにも言える事だが。

――てか他のISが有り得ないだけか、絶対防御に頼る設計だし。


――と、織斑先生が篠ノ之を呼び止める。


「ああ、篠ノ之。お前はちょっとこっちに来い」

「はい」


俺は強化外骨格【クサナギ】へ向かう途中だったのでちょうど聞こえてきた。

いったい篠ノ之に何
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