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ドラクエX主人公に転生したのでモテモテ☆イケメンライフを満喫できるかと思ったら女でした。中の人?女ですが、なにか?
一部:超絶美少女幼年期
五十話:苛酷な労働の日々が始まります
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 ヘンリーがなんか言ってますが、気にしません。
 魔物だろうが、人間だろうが!
 馬鹿は、嫌いなんで!
 特に、自覚が無い系が!!

「仕事を、始めるんですよね?(ニッコリ)」
「始めないと、怒られるんですよね?(ニッコリ)」
「そんなので、始められると思ってるんですか?(ニッコリ)」
「説明が必要なのに、できないんですよね?(ニッコリ)」
「馬鹿だから、できないんですよね?(ニッコリ)」
「なら、自分で、確認しますから(ニッコリ)」
「計画書を。出せ(ニッコリ)」

 畳み掛けるように、笑顔で言ってみます。
 ……うん、愛は無かった。無理だった。

「な!口答えをするなと」
「私の目を見ろ!!」

 振るわれるムチを無視して、間近に寄って目を合わせます。

 もう愛とかいいよ、服従とかそういうのでいいよ。
 力があるなら、効けばいいよ。
 効かなかったら効かなかったで、それでもいいよ。
 反抗的な奴隷(私)に罰でもなんでも与えて、工事滞らせちゃえば、いいよ。
 そのうち賢いのの一匹も、来るでしょう!

 そんな投げやりな感じで、偉いらしいヤツ(魔物)の目を覗き込んでましたが。

「……計画書は?有るの?無いの?」
「……はい!あります!今、持ってきます!」
「そう。早くね」
「はい!!」

 走って行く、偉いらしいヤツ(魔物)。
 偉いなら部下を使えばいいのに、これだから馬鹿は困る。
 まあ下手に指示とか出させても、場所がわかんなくて手間取ったりなんかしそうだし。
 話が進むなら、なんでもいいか。

 周りのヤツら(魔物)も奴隷仲間の皆さんも、ざわざわしてます。

 うーん、やっちまった?

「おい、ドーラ!無茶すんなよ!」

 ああ、ヘンリーが怒ってるねえ。
 そうですよねうんわかります。

「カッとなってやった。今では反省している」
「ふざけんなよ」
「まあ、効いたし。話、進んだし。ついでだから、他のにもやってくるわ」
「……あとで、話がある」
「うん。あとでなら聞く」



 ということで偉いのを待つ間に、他のともいちいち目を合わせて従えます。
 めんどくさいが、話が進まないのでは仕方がない。
 一匹くらい、賢いのを配置しといてくれればいいのに!
 手間、取らせやがって!

 ゲームだと人間のマリアさんのお兄さんとかいたし、教団がもっと大きくなれば、また状況は変わるんだろうけど。

 あんまり効率良く作業進めるのも不自然だしそんなのしてやる義理は無いし、それなりに、頑張って進めてる雰囲気で。
 労働基準を守る感じで、進めて行きますか。
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