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IS【インフィニット・ストラトス】《運命が変わった日》
【第129話】
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が混乱してるのに何で母さんはそんなに呑気なのかがわからない。
「……だ、大丈夫なのかよ、親父?そんな組織に狙われてるだなんて初耳だぞ?」
「まあ、ずっと言わなかったからな。お前にも、美冬にも――だが心配するな!何てったって俺は母さんのボディーガードだからな!ワッハッハッ!」
「うふふ。頼りにしてるわね、あなた♪」
「あ、頭が痛くなってきた……」
……もしかしたら、子供の頃から――というかIS発表された辺りからアメリカの方に居たのはそれが原因なのか?
考えてもわからないな――時間がある時にちゃんと聞かないといけないな。
「まあ安心しろ、ヒルト。俺が母さんを守る。だからお前は美冬や未来ちゃん。セシリアちゃんにシャルちゃん、ラウラの事を守ってやるんだ」
「守るって……。俺、皆よりも弱いんだぞ?そんな俺が…偉そうに皆を守るだなんて、言えないよ……」
……そう、俺は弱い。
そんな俺がお前たちを守るだなんて言葉……簡単には言えない。
「……ならヒルト、今からでも遅くないじゃないか。強くなればいい――お前にこの言葉を贈る…よく聞けよ」
そう言い、親父は目を閉じ、一旦深呼吸してから目を開けると口を開く。
「――『一人の男が、世界を変える』――お前も、そんな男になれ、いいな?」
親父の言葉に、俺は返事が出来なかった。
だが――親父の口から出た言葉は、強い『意思』を感じる言葉だった。
女尊男卑な世界の中、外でこんな事を言えば多分世の女性は皆が笑うだろう。
……だが、それ以上に、俺には何故か心に響く――そんな強い信念がこもったような言葉に感じた。
「まあ、当分大丈夫だとは思うから今は気にするなよ、ヒルト?」
「……気になるってば。……親父、母さんも、気を付けてくれよ……」
「うふふ。大丈夫よぉ?だから安心――」
そう母さんが言ってる最中、コンコンとドアを叩く音が部屋に響いた。
会話を中断し、母さんが――。
「はーい、どうぞぉ〜」
「し、失礼します」
声の主はセシリアだ。
ドアを開けて入ってくると何やら香水の香りが鼻孔をくすぐる。
「あらぁ?うふふ、セシリアちゃんったら……。確か、この香りはレリエルのNo.6かしらぁ?」
「そ、そうですわ。お母様、ご存知でしたか…」
「もちろんよ?うふふ」
そんな風に楽しそうな会話をする母さんとセシリアだったが、正直俺はさっきの事がずっと気になっている――と。
「あの、ヒルトさん?どうかなさいましたか?先程からずっと難しい顔で……」
「……何でもない、セシリア」
「そぅ、ですか……。ですが、わた
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