魔法先生ネギま!
0363話
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いいんでしょうけど、やっぱり別れというのは寂しいものですわね」
「雪広さん、超の事を思ってくれるのならこの後夜祭で楽しんで送り出して下さい。先程アクセルさんにも言われましたが、超も泣いて送り出されるよりは笑って送り出される方を望むでしょう」
「そうそう。ほら、もう少ししたらゆーなが貰った食券を使ってクラス全員で焼き肉屋に行く予定なんだから」
「……明石の食券限定なのか?」
明石の枚数には及ばないが、円や美砂。それに超を発見した千鶴もそれなりの枚数の食券を手に入れていた筈だが。
「ここは一番活躍したゆーなの奢りって事よ。ほら、ゴルフでもホールインワンを成功させたらその人が奢って宴会するって言うし」
「……いいの、か?」
微妙に疑問に思う俺だったが、まぁ、クラスの雰囲気がそんな流れになってるんだしそれも3-Aらしいと言えばらしいんだろう。
そんな風に思った時だ。手に何かを持った葉加瀬がこちらへと近付いてくる。
「アクセル君、これが超さんから預かっていたマーカーです。どうぞ」
渡されたケースに入っているのは、確かに俺がこの世界に持ち込んだマーカーだった。エヴァの攻撃で半壊にされ、ヘルマンの攻撃で真っ二つにされたそれはそんな出来事など嘘だったとでもいうように俺が知っているマーカーそのままの姿になっていた。
……いや。超のアレンジか、あるいは技術力の違いか、細部は微妙に違ってはいるが。
「これはもう、動いているのか?」
「はい。不定期にですが、数時間事にこちらの位置を送信している筈です」
「……そうか。助かった」
「いえ、修理したのは超さんですから」
そのマーカーを受け取り、短く礼を言うのだった。
ちなみに、その日は結局朝方まで焼き肉店で打ち上げを続けて明石を涙目にさせたとだけ残しておく。
高級焼き肉店というだけあって、ミノやタンは美味かった。個人的にはロースやカルビよりもホルモン系が美味い店だったな。
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