魔法先生ネギま!
0363話
[2/4]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
招きをする。
まぁ、マーカーの件で話しておきたい事もあったしいいけどな。
「ちょっとあっちに行ってくる。皆はここで後夜祭を楽しんでてくれ」
そう言い残し、ネギ達の方へと向かって歩いて行く。
そんな俺に気が付いたのは、ネギではなくて神楽坂だった。
「ちょっ、アクセル! あんた今日は一体どこで何をしてたのよ! 何回携帯に連絡を入れても繋がらなかったわよ!」
その声で、携帯の電源をまだ切ったままだった事を思い出して電源を入れると……
「何だこの着信件数は……」
着信件数がとんでもない数になっていた。そこに表示されているのは神楽坂、神楽坂、神楽坂、近右衛門、神楽坂、神楽坂……
「いや、電源を切ってた俺が言うのも何だが、少しは自重しろよ」
「そ、それは……しょうがないじゃない。少しでも戦力が欲しかったんだから」
ムキーッとばかりに叫ぶ神楽坂。その様子に苦笑を浮かべながら超へと近付く。
「残念だったな」
「そうだナ。けど、私の望みの1つは叶ったヨ」
「そうか。……行くのか?」
「あア。私は私の戦いの場へと戻るとするヨ。それとマーカーに関してだが、修理はなんとか完了しタ。ただし、私が予想していたよりも高い技術力が使われていたので以前通りの性能までは持って行けなかったヨ」
超でも完全に元通りには出来ないか。いや、そもそもシステムXNの技術的蓄積が無い状態である程度まででも修理出来た時点で凄いのだが。
「具体的には?」
「マーカーの本来の機能は常に自分の位置を発信し続けるというものなのだが、私の力では1日に数時間ずつ自分の位置を発信するという所までしか修理出来なかったヨ」
「まぁ、それはそれでしょうがない。壊れたままでいるよりは随分とマシだしな。後は助けが来るのを気長に待つとするさ」
「そうカ。マーカー自体は葉加瀬に預けてあるのでそっちから受け取って欲しイ」
超の言葉に頷き、他の面々へと場所を譲る。
それぞれが超との別れを惜しみ……超鈴音の姿は俺達の前から消え去った。
「超……」
どことなく落ち込んだ様子の茶々丸が目に入り、近付いて励ますように軽く叩いてやる。
「アクセルさん……」
「超の自慢の娘がいつまでも落ち込んでたら未来に戻った超も心配するぞ?」
「……そうですね。では、アクセルさん。折角の後夜祭ですし最後まできちんと楽しみましょう。マスターの分もきちんとお食事を用意してありますので」
ニコリ、と笑いながら俺の手を握ってくる茶々丸。端から見れば、手を繋いでいる俺と茶々丸は姉弟にでもみえるんじゃないだろうか。
そんな風に一歩を踏み出した所で……ふとそれが目に入ってきた。
なにやらスケッチブックに絵を描いている早乙女。それはい
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ