暁 〜小説投稿サイト〜
IS 〈インフィニット・ストラトス〉×トリコ 食を探求する夏の毒!
パートナーと赤いペンダント
[2/2]

[8]前話 [9] 最初 [2]次話
た。最早喋る気も起きないのか、喋る様子もなければそれ以上動こうとする気配もない。

「来いと言っているだろう!!」
「・・・」

箒は一夏の左腕を掴んで引っ張ろうとするが、ピクリとも動かない。箒は顔を真っ赤にして思いっきり引っ張ってみるが一夏は全く動かない。当たり前だ、一夏の体重は210キロ。箒程度の女子高校生一人で動かせるほどの重さではない。

「何だこの重さはぁぁああ!!!!」
「・・ぁぁぁああああウザい!!!」

一夏は身体を大きく起こし、腕を左右に大きく開きながら立ち上がった。その際に開いた腕が箒の腹部を直撃、箒は胃から込み上がって来る物を感じつつ掃除用具が入っているロッカーに直撃した。箒は掃除ロッカーへ戻れっという事なのだろうか(爆)

「(なんか電波が聞こえたような・・・また紫さんか?)さっきから人の腕を勝手に引っ張りやがって何なんだてめぇは!!要件があるならとっと言いやがれ!!こちとら仕事でストレスと疲れが溜まってんだよ糞野朗が!!!」
「ああ一夏さまぁ!そのような言葉攻めはその人だけにするなんてずるいですわぁ!ぜひ!私にもぜひ!」
「お前は黙ってろ変態ドリルヘアー女ぁ!!!」
「あああん!!良いですわぁ!!興奮、感じてきましたわぁぁああ!!!」
「じゃかあしい!!!」

正にカオスな教室だ

「げほげほっげっほげっほ・・・。も、もうじき・・・学園別タッグトーナメントがある・・・だろう?」
「ああ?・・・ああラウラが言ってたな。一緒に飯食った時になんかそう言ってたな、そん時に勝負がどうたらかんたら言ってたわ」
「私のパートナーになれ!!」

その時、時が止まった。どこかのメイド長が能力を使ったのではないかと一夏は疑いたくなった。が、違う。この目の前の小娘のせいだと理解した。

「・・・断る」
「何故だ!!?」
「もうシャルルとパートナー条約結んでるし」
「なにぃ!!!?」

その時、シャルルが教室へと戻ってきた。その手には自販機で買ったと思われる缶ジュースが握られていた。

「はい一夏、買って来たよ」
「おっサンキュ」

一夏はシャルロットからジュースを受け取って飲みはじめる。

「何故私ではなくそいつと組んだ!!!」
「うるせぇな・・・お前にいう必要は無いだろうがよ。俺とシャルルは他の女子にタッグになってと言い寄られるのが嫌だから組んだんだ。以上終了終わり」

そう告げて去る一夏。箒は暫く呆然としたままだった。そして一夏の机に赤い宝石をペンダントにした物が置かれていた。それを忘れていたのか一度教室に戻ってきた一夏

この時は誰も知らなかっただろう、このペンダントが、嘗て無い程の規模の争いを産む事など
[8]前話 [9] 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ