第二十四話 蘇る龍
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「駄目です!まだ寝てないと!」
立ち去ろうとした北斗はキャロの言葉にしぶしぶ休むことにした。
(・・・まぁいい・・・すぐに消えればいい)
北斗は介抱してくれたキャロと一緒にいる竜が気になった。
「竜?」
「この子はフリードです」
「ほ〜。よくなついているな」
「はい!だけど他のみんなはうまくいかなくて・・・」
キャロの深刻な表情に・・・
(まるで俺みたいだな)
黄竜の召喚ができない北斗はキャロと自分を重ねた。
「あなたにも大きな竜が眠っているみたいですね」
同じ竜使いとしての感覚なのかキャロは北斗の中の大きな竜を感じ取っていた。
「知るか・・・」
「・・・そうですか」
キャロの表情が曇ると北斗は答えた。
「思えば竜は答えてくれる」
「え?」
「じゃあな・・・世話になったな」
「ちょっと!」
北斗はそれだけ言うとキャロの前から立ち去ろうとするがキャロはついてきてしまう。
「何故付いて来る」
「だって」
「・・・俺にかまうな消えろ」
羅刹一族それは己が強さを証明するために仲間ですら殺める時がある。ゆえに北斗は群れることを嫌った。仲間を手にかけるくらいなら最強の鎧を使いこなせばいいそう考えた末に北斗は宇宙伝承の鎧を集めた。
「・・・見つけた・・・北斗!」
「貴様・・・ダグオン!」
「え?」
力の言葉にキャロは驚いている。
「とっとと帰って来い!悪いようにはしねえよ・・・お前には借りがあるからな」
「ふん・・・なら丁度いい・・・その貸しを清算してもらおうか・・・アジャスト」
北斗のクリスタルが割れると北斗の全身を水晶が覆い鎧になった。
「どういうつもりだよ」
「簡単なことだ・・・俺と戦え・・・どうせそれしかやることは無い」
「やめてください!」
「・・・どけ」
北斗に張り倒されるキャロだがそれでも北斗を止めようとする。
「・・・やめてください!」
キャロは北斗を止めようとする。そしてキャロの前に立つ力。
「え?」
「放って置くわけにもいかねえ・・・トライダグオン!」
力がダグコマンダーを起動させると水色のダグテクターが構築された。
「ブレイブリキ!!」
「それでいい」
北斗は天上鞭を構え力に斬りかかった。捌く力はそのまま北斗にボディブローを食らわせる。
「・・・それで良い・・・こんな無様な俺は死んだほうがいい」
「なに!?」
力は北斗の心情を察した。孤独、絶望、恐怖。北斗の攻撃は全くといっていいほどキレが無い。
「でえええええええあああああああああ!!」
「この負け犬野郎
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