終わり行く世界〜
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「りょ、亮!?」
「い、今水を!」
紗智と珪子が慌てるが、丁度コップに水がなかった。紗智は対処法を頭に思い浮かべているのか何かを呟くが・・・思春が立ち上がり・・・
「はっ!!」
ドン!
「っぐ!?・・・げっほ!・・・ありがとう、思春」
思春が背中から一撃を与えて亮は呼吸困難から解放された。
「覚えておけ、二ノ宮。時には荒療治も必要だ」
「う、うん・・・春音さん、凄いね・・・」
「てか食べ終わってないの亮だけじゃん。わたし達は先に行くからね?」
「・・・次の講師に言い訳はしておいてやる」
「ちょ、みんな待ってよ・・・はぁ・・・」
亮〜
その日の授業が終わり、一度家に帰ってから桐ヶ谷家と思春と明日奈でエギルの店に行く。
「ーーーそれで酷いんだよ、いきなり脛蹴ってさぁ」
「それは亮お兄ちゃんが悪いよ」
「ええ〜?」
「そうだよ、亮くん。春音ちゃんの気持ちも分かってあげないと」
「むぅ・・・多少は分かる気がするんだけど・・・」
「だったら今私が考えていることを当ててみろ」
「・・・うーん・・・あ、お腹空いた?」
「・・・(ガンッ!)」
「あだぁっ!?ま、また脛・・・ジョークなのに・・・」
「はは、亮は乙女心が解らないんだな」
「うっわ、一番兄貴に言われたくねぇ」
そんな会話を繰り返し、エギルの店、ダイシー・カフェに到着した。扉には“本日貸切”と書いてあった。
「スグはエギルと会ったことあったっけ?」
「うん、向こうで二回くらいいっしょに狩りしたよ。おっきい人だよねぇ〜」
「言っておくけど、リアルと大差ないからね、アレ」
取りあえず扉を開くと・・・歓声&口笛が聞こえてきた。
「・・・おいおい、俺たち遅刻はしてないぞ」
和人が言うと里香が歩いてきて言う。
「へっへ、主役は最後に登場するものですからね。あんた達にはちょっと遅い時間を伝えてたのよん。さ、入った入った!」
店の奥に和人達が連れられ、里香が喋る。
「えー、それでは皆さん、ご唱和ください。・・・せーのぉ!」
「キリト、SAOクリア、おめでとー!!」
・・・全員の声が重なる。・・・ちなみに、SAO自体をクリアしたのは俺達だが・・・やっぱり主人公に譲ってあげないとね。少なくとも、アスナ姫を救い出した勇者なのだから。さて、ここにいるのは俺達が出会ったSA
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