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マジカル☆ウィッチルフェイちゃん! 
マジカル☆ウィッチルフェイちゃん黒魔術試験を受ける@
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 仕方無いので時間を確認して、まだ少し余裕が有ります。私は睨みつけてくる人も居る中、ちょっと怖がりながら指を立てて指摘していきましょう。魔術に打算や諦めは必要有りません。ましてや、甘えなど許されない事です。

「では、テストが始まるまでに急いで修正……改造しましょう」

「はい……教えてルフェイ先生!」

 どこかで聞いたフレーズですが、気にしません。先ずは目の前の魔法陣を覚えて空中に巨大化して書き出し、現状を維持させます。

「相変わらず、凄い魔力だね……」

「有り得ないでしょ……」

「さて、いいですか……氷柱を形成する方法は魔力に物を言わしての力ずくというのが現在の魔術師のスタンダードですが、はっきり言って無駄に魔力を使っています。氷柱なんて自然に勝手にできます。つまり、大自然の理を利用した方が安価にできます。これを調べるのは本来なら苦労しますが、自然科学という分野で既に解明されて幅広く教えられています」

 私の説明に魔術が万能だと思っている人には受け入れられない内容ですが、こればかりは仕方有りません。

「実際にやってみましょう」

 もう片方で同じ術式を展開して、そちらを書き換えます。そして、2つを起動します。改造した方が明らかに早く、大きく形成されました。

「同じ魔力でこれですから、後は制御術式です。氷柱を相手に向けて固定し、打ち出す。これだけでも姿勢制御、標的設定、推進力と魔力を使いますが、エリス達が一番失敗しているのは推進力です。簡単に言いますと、一定を維持するというのが入っていないので、最初に魔力を大量に使って直ぐに失速してしまっているのです」

「「「はうっ!!」」」

「対策としては上からそのまま放置して、重力を利用して落とす事。後はこちらも改造ですね」

 それから、授業が始まるまでみっちり教えてあげました。






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