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IS 〜インフィニット・ストラトス〜 日常を奪い去られた少年
第07話
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そこらへんは同じこと考えてたか。色々と問題があるのは確かだが、本人の意見を尊重しよう。
「分かった。そこまで待てば、シャルル自身で区切りを付けるんだな?」
「うん」
「じゃあ、それで行こう」
「ありがと、俊吾」
「俺はあくまで共犯者だ。ぶっちゃけ、これがバレたらどうなるか分からんが、協力させてもらうよ」
「そうだね」
ふふっと微笑みながらシャルルは言った。
その笑顔は暖かくて可愛いが背筋がゾクゾクするせいで、全てが台無しになっている。…………俺は何なんだろう。綺麗とか可愛いとか普通に思うんだが、苦手センサーで全てが消え去る。俺は将来、結婚できるんだろうか…………?
しばらく、二人で雑談をしていると一夏が戻ってきた。どこか疲れた様子をしていたが、いつものことなので気にしない。シャルルの今後についての方針を教え、俊吾は部屋に戻った。
「はぁ…………色んな意味で疲れた。この学園来てから、疲れてばっかりだな……」
俊吾は部屋に着くなり、そんな言葉が漏れ出た。そのままベットにダイブし、横になる。
シャルルのことに関しては大して心配はしていない。だが、シャルルを取り巻く環境については心配していた。今の状況がバレて、いつデュノア社が介入してくるかわからない。この学園は国から独立していて、ある種の国家とかしている。だが、介入ができないのは『原則』だ。適当な理由をでっち上げれば介入できるってことだ。
一夏の言った、特記事項二十二も完璧でない。そう思うと、これからは気が抜けない。いつ、シャルルに危険が降りかかるか分からない。あいつら二人は気づいていないだろうから、俺が何とかしないとな。…………毎度ながら、面倒な性格だよ。二人に協力を仰ぐって手もあるのにそれをしない。何でかって?それは最悪の手だ。出来る限り、綺麗に物事を進めたいし、そうなると一人が丁度いい。シャルルの―――友達の為に頑張ろう。
「さて、シャワー浴びて寝るか」
当初の予定と大分変わってしまったが、俊吾はそれもいいかと思いシャワーを浴びた。その後、眠くなるまで時間を潰し、就寝した。
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