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IS 〜インフィニット・ストラトス〜 日常を奪い去られた少年
第07話
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「一夏がオルコットさん達に勝てないのは、単に射撃武器の特性を理解できてないからだよ」
今日は土曜日。シャルルが転校してきて初めての週末である。場所は第三アリーナ。シャルルは一夏の練習に付き合い、俊吾はその様子を見ながら、武器の微調整を行っていた。コンソールを借りてきて、テストをしながら微調整を行う、ということをやっていた。
ちなみに、箒さん、セシリアさん、鈴さんは部活に行っているらしい。何部に入っているかは分からないが。
「う〜ん、理解しているつもりなんだけどなぁ」
「いや、現にセシリアさんに勝ててないんだから理解してないんじゃないの?」
俊吾はコンソールを操作しながら言った。
「一夏の後付武装がないんだよね?」
「ああ、拡張領域がないらしい。ワンオフ・アビリティに大半持って行かれて、他の武装が使えないんだ」
「随分特殊なISだよね。まぁ、ワンオフ・アビリティを知れば納得といえば納得だけど」
それは俺も同じだ、シャルル。こいつの零落百夜にどれほど苦しめられたか…………。一夏、初心者の俺に手加減しないんだもん。いや、今は勝てますけどね。最初は負けたけど。
「じゃあ、一夏の一番の弱点である射撃武器の特性を良く知ってもらうか」
「そうだね。だったら、一夏に射撃武器を使ってもらったほうがいいよね?」
「ま、そうだな。習うより慣れろってこった」
「二人共、何を話してるんだ?」
俊吾とシャルルが話していると、一夏がそう聞いてきた。
「一夏に銃系統の武器を使わせるって話」
「だから習うより慣れろってことか……。でも、そんな事出来るのか?」
「使用者がアンロックした場合は使えるよ。許可した人だけだけどね」
シャルルはライフルをコールして一夏に渡した。
「とりあえず、構えてみて」
「こ、こうか?」
一夏がぎこちなく構える。近接武器にしか慣れていないせいか、構えはどこかおかしかった。それを、シャルルが訂正していく。
「肘はもっと引いて……それで持ち方が……そうそう、そんな感じ。じゃ、やってみて」
シャルルは何か操作した。すると、次々と的が出てくる。一夏はその的を銃で売っていく。
点数の結果は40点満点中32点。8割だから合格点と言ったところだろう。
「で、どうだ、感想は?」
俊吾は一夏に近づきながら言った。
「うん、とにかく早いって感想だ」
「それが分かれば十分だ。銃は標準するのが早ければ早いほど有利になる。ある程度上に行けば、早いのが当たり前だ。専用機持ちは当たり前って覚えとけ。それで、早いって感想を持った一夏は遠距離選手にどんな戦法をとるんだ?」
俊吾は一夏を試すように言った。
「う〜ん、俺の場合
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