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ドラクエX主人公に転生したのでモテモテ☆イケメンライフを満喫できるかと思ったら女でした。中の人?女ですが、なにか?
一部:超絶美少女幼年期
四十九話:覚醒ドーラちゃん
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髪を整える栄誉を、どうぞ私に」
「……え?え?ど、どうしちゃったの、ドーラちゃん?急に」
「いえ。ただ、気付いたんです」
「な、……なにに?」
思い出せ!私!
あの、完成形を!
未来の『私』の姿を!
あの微笑みで、落とせ!!
「……みなさんの、美しさに。みなさんは、まだまだ美しくなれるという、事実に。……私に、任せてください」
フル稼働した脳で、明確にイメージを呼び起こし、にっこりと。
初めてのイケメン美女的微笑みで、お姉様方に微笑みかける、私。
「……!!……はい!!お願い、します……!!」
よし!!
これだけで落ちたとは言い切れないだろうが、掴みはオッケー!!
私だって伊達に自分磨きに勤しんできたわけでは無いよ、自分のでなく他人の髪なら、任せろ!
サンチョのも切ったし、褒められたし!
呆気に取られるヘンリーを置いて、お姉様方に囲まれ、褒め殺しながらカットを開始します。
「本当に美しい、しっかりとした髪ですね」
「そ、そうかな?剛毛だし、ボサボサで、恥ずかしいんだけど」
「しっかりとした手触りは、髪が健康な証です。任せてください。少し整えれば、すぐに輝きを取り戻します。……貴女自身のように」
「……はい!!」
「ドーラちゃん、次、あたし!!あたしも、お願い!!」
「勿論です」
「あたしが、先よ!!」
「こんな美しい皆さんに先を争って頂けるとは、光栄です。でも、どうか、争わないで。私などのために、皆さんの美しさを、曇らせてはいけません。どうか皆さん、仲良く」
「……はい!!ドーラ様!!」
ここでこうするつもりは無かったんだが、まあ仕方ない、背に腹は代えられない。
しかしいくら完成形を知ってるとは言え六歳児では無理があるかと思ったんだが、やればできるもんだね!
隔離されて娯楽に飢えてたせいも、あるかもしれないけどね!
……早目に気付いて良かった、本気で外堀埋められるところだったわ!!
フラグなんかに、負けないよ!
ルート回避も、諦めません!!
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