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魔法少女リリカルなのは平凡な日常を望む転生者 STS編
第30話 バルトの決意
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…なので明日帰る前に撮ります!!」
「まあ帰る前になら別に良いか………」
「じゃあそう言うことで!!」
そう言って嬉しそうにバルトの手を引っ張るなのは。
「女って良く分からん………」
バルトはなのはに聞こえないように小さく呟いた………
「………でこれがその写真と」
「うん、綺麗に撮れてるでしょ!!」
と嬉しそうに言うなのは。
写真は数十枚あって今見ているのはなのは達3人と高町家3人の集合写真だった。
現在なのははフェイトと部隊長室。連休の最終日、3人は連休のそれぞれ出来事を話していた。
………と言うのは建前で、本心はなのはとバルトの関係がどれくらい進んだのかを確認するためにはやてとフェイトがなのはを呼んだ様なものだった。
「バルトさん凄い顔………」
「写真に慣れてないみたいでね、どうしても仏頂面になっちゃったから無理矢理笑ってって言ったらそんな顔になっちゃった」
写真で皆笑顔の中、バルトだけが変な風にひきつった笑みになってしまい、面白いと言うより不気味な感じになってしまっていた。
「まあバルトさんも災難やったな………」
「あっ、これ………」
そう言ってフェイトがチョイスした写真はなのは、ヴィヴィオ、バルトの顔がアップで撮られた写真だ。
「幸せそう………」
「バルトさん文句言ってそうやな………」
と羨ましそうに見る2人。
「これはタバコ吸ってるバルトさん?」
「うん、1人外れてタバコ吸ってたからカシャッと」
「あっ、それで頭しばかれたんやな………」
「うん、お姉ちゃんが」
写真には痛そうに頭を押さえてしゃがんでいる美由希が写っていた。
「バルトさん誰でも容赦ないね………」
「これはなのはさんピンチなんやないか………?」
からかうように言うはやてだったが言われた本人は冷静だった。
「大丈夫だよ、バルトさんのタイプはフェイトちゃんだから」
「ふぇ!?」
「ああ、金髪ぼんきゅぼんが好きなんやったな」
「うん、零治君と一緒」
「本当にフェイトちゃんモテモテやなぁ………」
「もう止めてよはやて………」
少し困った顔ではやてに言うフェイト。
その控えめで弱々しい姿に更に調子に乗ってしまうはやて。
「その大きな胸で男をたぶらかしてるんやな………私にもちょっと触らせてや!!」
「ちょ、はやて!?きゃ!!」
後ろから胸を鷲掴みにするはやて。
「何やて!?この大きさでこの張り!!フェイトちゃんの胸は重力にも打ち勝つんやな!!」
「へ、変な事言わないで!!なのは助けて!!」
「………こうなったら私もフェイトちゃんの胸の恩恵を………」
「恩恵って何!?なのは何を………きゃ!?」
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