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魔法少女リリカルなのは平凡な日常を望む転生者 STS編
第30話 バルトの決意
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まさかそんな重い話になるとは思ってなかったなのはは申し訳なさそうに飲み物に口を付ける。
「だからバルトって強いんだね!!」
そんな中ヴィヴィオだけが嬉しそうにそう言った。
「ああ、最強だろ?」
「うん、最強!!」
そんな2人を見ながら自然と笑顔になるなのは。
「だけど私も負けてませんよ?」
「なのはお姉ちゃんは魔王だもんね!!」
「ヴィヴィオちゃん?それは違うからね………?」
「そうなの?だけど職員の人が皆恐がってそう言うんだよ?」
「………戻ったら特定してオハナシなの」
「そんな事してるから管理局の白き魔王って名前が浸透していくんだよ………」
そんなバルトのツッコミも今のなのはには聞こえていなかった………
「うわぁ………」
さて、バイキングの時間は充分あったのだが、時間全てをかけて食べ続ける人は中々おらず、3人もそうだった。
一旦、ケーキは別腹だと証明するような光景を見て、思わず何杯もコーヒーを飲んでいたバルトだったが、なのは達の勢いはそう続かず、結局一時間程で食べ終わってしまった。
「さて、パレードまで後30分位ですね………後1つ位はアトラクションが出来そうですけどどうします?」
「いいから場所取りで良いんじゃねえか?いくら平日って言っても客で一杯になるだろ………」
「でも折角ですし………そうだ!最後に観覧車なんてどうです?多分夜景が綺麗に見えますよ?」
「夜景ね………別に見たところで何も変わらんし、見たけりゃ空を飛べば………」
「バルトさん、ここは管理外世界です!」
「誰も気がつかねえよ」
「駄目です」
「ちっ、くそ真面目で融通がきかない魔王が………」
「また言いましたね!?バルトさんオハナシしますよ………?」
「お前、自分を直す気はねえだろ………」
今にも喧嘩を始めそうになる2人。
「………はい!!喧嘩終わり、ここは六課じゃないから暴れちゃダメだよ」
しかしそれを止めたのは間に入ったヴィヴィオだった。
「2人共大人なんだからもっと冷静で落ち着かなくちゃいけないよ?」
「「うっ………」」
痛いところを突かれ、反論できない2人。
「それじゃあヴィヴィオも観覧車からの夜景が見たいので今から観覧車に行きます!!」
そう言ってヴィヴィオは元気よく観覧車に向かって歩きだした。
「………子供の成長って早いですね。いつの間にかああやって言えるようになるんですね………」
「良くも悪くも周りの環境にもよると思うがな………だがまあ、体は相変わらずちんちくりんだが心は少しずつ成長しているようだ………」
そんな風にヴィヴィオの成長に少々感動に浸っていた2人。
「何してるの?行
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